いっちの1000字読書感想文

平成生まれの社会人。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『父と私の桜尾通り商店街』今村夏子(著)の感想【ありがとうを言われたことのないパン屋】

ありがとうを言われたことのないパン屋 主人公と父は、商店街でパン屋を営んでいます。 父がパンを焼き、主人公(娘)が店番です。 ですが客が来ません。 理由は2つあります。 商店街からのけ者 ねずみが出るなどの噂 父はパン屋をたたみ、実家の母(主人公…

『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』橘玲(著)の感想【自由な人生にする方法】

自由な人生にする方法 仕事がなければ自由なのに。 と思うのですが、仕事を辞めたら収入がなくなります。 収入なしでは食べていけませんので、仕事を辞めることはできません。 自由になるには、経済的に豊かになる必要があります。 本書によると、黄金の羽根…

第41回野間文芸新人賞受賞作発表(2019年)の感想

第41回野間文芸新人賞受賞作 2019年11月6日(水)に発表されました。ダブル受賞です。 古谷田奈月『神前酔狂宴』 神前酔狂宴 作者: 古谷田奈月 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2019/07/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 千葉雅也『デ…

【野間文芸新人賞予想】第41回候補作発表(2019年)

野間文芸新人賞候補作発表 2019年10月1日、野間文芸新人賞の候補6作品が発表されました。 受賞作の発表は、2019年11月6日(水)です。 以下、候補作と掲載誌をまとめます。 古谷田奈月『神前酔狂宴』 『無限の玄/風下の朱』に続き、2回連続の候補です。 神…

『如何様』高山羽根子(著)の感想【戦争から帰ったら別人に】(野間文芸新人賞候補)

戦争から帰ったら別人に 戦争は人を変えると言います。 その言葉どおり、戦争から帰ってきた男の見た目が、別人になっていました。 見た目は明らかに別人なのに、男の両親も、男の妻も、さほど気にしていません。 むしろ、帰ってきたのがありがたいと、男の…