いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

「ナインティナインのオールナイトニッポン(ゲスト:ニューヨーク、鬼越トマホーク)」の感想【『遺書』に言及】

『遺書』に言及 ナインティナインの矢部さんが、松本人志さんの著書に言及します。 話の流れは、鬼越トマホーク坂井さんが、 ナイナイさんが苦手なダウンタウンさん と言ったことに対し、 岡村さんは、 苦手じゃない、きっちり楽屋に挨拶行けるぐらいにまで…

この1年の変化【母が別荘を買った】

母が別荘を買った 母がマンションを買いました。 住居用ではなく、別荘用です。 ですが、別荘というより秘密基地に近いです。 1LDKの秘密基地。 その場所に行くには、曲がりくねりながら登っていく山道を、車で走らなければいけません。 道のイメージは、「…

『十七八より』乗代雄介(著)の感想【他の作品にはない】(群像新人賞受賞)

他の作品にはない 「17、8歳」の女子高生が主人公です。 主人公の回想で、 学校生活 家族と過ごす日常 叔母との会話 が描かれます。 回想形式の作品ですが、現在の主人公は、物語に登場しません。 私が、2年以上前に本書を読んだときの感想を、一部抜粋しま…

『推し、燃ゆ』宇佐見りん(著)の感想【選評を読んで】(芥川賞受賞)

選評を読んで 芥川賞の選評では、『推し、燃ゆ』の文章力への評価が高いです。 川上弘美さんは、 必要にして充分な描写の力 松浦寿輝さんは、 リズム感の良い文章 的確な筆遣い 小川洋子さんは、 推しとの関係が単なる空想の世界に留まるのではなく、肉体の…

『市街戦』砂川文次(著)の感想【吉祥寺での戦闘】(文學界新人賞受賞)

吉祥寺での戦闘 主人公は、自衛官勤務する前の、最後の訓練に参加しています。 装備をして、ある地点からある地点まで歩くという、行軍とよばれる訓練です。 訓練に参加しながら、主人公は大学時代に思いをめぐらせています。 大学時代の回想が何度も入るこ…