いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

2019-06-04から1日間の記事一覧

『しずけさ』町屋良平(著)の感想【引きこもりの青年と小学生が夜を越えてゆく】

なんとなく辞める 前作『ショパンゾンビ・コンテスタント』は、なんとなくピアノを辞めた大学生が主人公で、本作はなんとなく仕事を辞めた青年が主人公です。 共通点は、なんとなく。 挫折感や絶望を味わった末の決断ではなく、なんとなしの憂鬱と不眠で辞め…