2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
シーンを象徴にする 小川哲さんと町屋良平さんの対談です。 小川哲さんはエンタメの新人賞(ハヤカワSFコンテスト)出身で、直木賞受賞 町屋良平さんは純文学の新人賞(文藝賞)出身で、芥川賞受賞 小川さんのエレベーターに乗ったときの思考の跳躍に、驚き…
冒頭乗り切れば面白い 冒頭を読んだとき、挫折しそうでした。 誰が何を語ってる何の話なのか、全くつかめなかったからです。 途中で、しんどさから解放されます。 主人公が経理の仕事をしており、相手先の会社に、本来の1000倍の金額を振り込んでしまったこ…
幼馴染との脳内対話 主人公は、お土産屋でバイトをしてます。 店が無期限休業することになり、主人公は仕事がなくなります。 出勤最終日に主人公は、店から7万円をもらいます。 時間と臨時収入を得た主人公は、故郷へ行くことにします。幼馴染の墓参りをする…
外れ値の友だち 主人公は27歳の男性です。 うつ状態を理由に、勤め先の広告代理店を休職します。 主人公が自宅で配達を頼むと、幼稚園の同級生という男性が、配達員として来ました。 主人公は、その同級生を覚えてませんでした。 その後、同級生は再びやって…
トー横キッズの末路 読み方は、泡(あぶく)の子(こ)です。 主人公は、トー横(新宿東宝ビルの横)を生活の拠点としてます。 主人公が17歳のとき、トー横で同い年の友達ができました。 知り合いに、トー横を見下ろせる部屋に住んでる青年がいます。 青年は…
言葉は廃墟化する 同時受賞の『ダンス』とは異なり、新潮新人賞っぽい作品だと思いました。 文章が濃密で、簡単には読ませてくれません。 新人賞受賞作でなければ、途中で投げ出してたかもしれません。 私は二度読みました。 金原ひとみさんが選評で、 初読…
馴染めてない人たち まず一文目が良いです。 今日こそ三人まとめて往復ビンタをしてやろうと堅く心に決めて会社に行った。 「三人まとめて」、「往復」ビンタに、私は引きつけられました。 三人まとめてってどういうことだろう ただのビンタではなく往復ビン…
感動して泣くとは思わなかった ハリーポッターを読んで(聴いて)、泣くとは思いませんでした。 読んで(聴いて)と書いたのは、Amazonオーディブルを使ったからです。 Amazon.co.jp: Audibleオーディオブック 厚い本を読む時間や気力はありませんでしたが、…
言葉で心を動かす方法 著者の川上さんは、新卒後、広告会社にコピーライターとして採用されたわけではありませんでした。 20代後半まで、営業職をしてたそうです。 その後、クリエイティブ局でCMプランナーをしましたが、会社勤めになじめず、退社してフリー…
中年クライシスなのか 「パーティー」が終わって、「中年」が始まる。 「パーティー」とは、シェアハウスを運営して解散するまでのことで、 「中年」とは、シェアハウスを解散して一人暮らしを始めたことでしょう。 「中年」は、年齢よりも精神的なものだと…
他人の頭を借りて考える 難しかったです。 何が難しかったというと、私は結局どうしたらいいのか、わからなかったからです。 私は本(特にビジネス書)を読むとき、自然と「答え」を探していると、気づきました。 本に書かれた「答え」を読む 納得して「行動…