生きざまが面白い
ラジオ番組「中田敦彦のオールナイトニッポン」で、「幸福洗脳」と書かれた怪しげなTシャツを1万円で売るという無謀な挑戦を知り、中田さんに興味を持ちました。
それで手に取った『天才の証明』という本で、彼の発する言葉は力強く、引き付けられたので、本書にも手を伸ばしました。
大合格とは
タイトルに「大合格」とあります。「合格」ならわかりますが、大きな合格とはなんでしょう。
常に大きな目標に向かって進んでいく。その姿勢こそが、まさに「大合格」なんだよ。(p.5)
目先の「合格」は大事にしながらも、それだけがゴールではないと中田さんは言います。
なぜ合格したいのか、合格した先で何をしたいのか。そこから考える必要がありそうです。
進路に迷ったら
迷うくらいなら大学を目指せ!(p.16)
大学はいろんな授業を受けることができます。専門的な授業に特化する専門学校に比べると、方向転換が効きやすいです。
迷っている人は、多様な学部がある大学を選びましょう。興味があるものに片っ端から突っ込んで、何度も試していくのが大切だそうです。
目標、戦略、選択、努力
目標が明確になったところで、次に何をすればいいのでしょうか。
高い目標を掲げて、そのために必要な戦略を練り、自分で選び、ひたすら努力する――これこそが、あらゆる悩みを解決するための唯一無二のロジックであり、社会人に求められる、つまり、これからの長い人生にこそ、求められることなんだ。(p.5)
目標(志望校)を設定し、それを達成するための戦略(傾向と対策)を検討し、そこから自分に合う方法(勉強法)を選択して、勉強に励む。それが合格への近道です。
努力を続けても結果が出ないときは
結果が出ないとこのまま続けてもいいのだろうかと思ってしまいます。焦ってしまって、考えることが多くなりがちです。
結果が出ないのにずっと同じことをやっている人に未来はない!(p.106)
思い切って方向転換をしてみましょう。自分に合っているやり方が他にあるかもしれません。まただめなら、方向を変えるまでです。
受験勉強を始める前や勉強に行き詰まったときにおすすめ
本書は、勉強や目標に取り組む姿勢を教えてくれます。
受験勉強を始める前だったり、結果が出なくて悩んでいる人が読むと、考えのヒントをもらえます。
勉強の本質は、好奇心を満たしてくれる”快楽”(p.121)
受験していたときは、勉強が苦痛でしかありませんでしたが、今はなんとなくわかるような気もします。