やりたいことが見つからない人におすすめ
やりたいことやればいいじゃん。
と言われても、やりたいことって何? となる人は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
「こういうことができればいいなあ」と思っても、「いや、無理でしょ」とすぐさま考え直すことが多い人生。
大学を卒業し、就職して早数年。
仕事は相変わらず好きではありませんが、食っていくため仕方がありません。
革命のファンファーレは鳴った。(中略)情報革命だ。インターネットにより、距離や時間の壁がなくなった。(中略)ものの売り方が変わり、働き方が変わり、お金の形が変わり、常識が変わり、道徳が変わっていく。(p.8)
やりたいことを掛け持つことや、やりたいことに迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ。(p.6)
お金をもらっているのだから、多少嫌でも仕方ない。
本書は、そんな常識を覆してきます。
やりたいことが見つからない、現状に満足していない人におすすめです。
信用を稼ぐとお金が集まり、やりたいことができる
西野さんは絵本を分業制で作ろうと思い立ち、クラウドファンディングでお金を集めました。
- 分業制のメリット:それぞれが得意分野を活かすことができる
- 分業制のデメリット:お金がかかる
クラウドファンディングで資金調達することでお金の問題を解決しました。
どうしたら、このようにお金を集めることができるのでしょうか。
信用です。
「その人なら、その事業なら」とお金を出す側にそう思わせなければいけません。
信用を稼ぐために行うこと
西野さんは信用を稼ぐために2つのことを行っています。
- 嘘をつかない
- 自分の意思を明確に表明する
好感度を売りにする芸能人はできないでしょう。スポンサーの反感を買い、干されてしまいます。
西野さんは稼ぐ手段をいくつも持っているので、嘘をつかねばならない番組には出ないという選択肢を取れます。
掛け持ちをすれば一つに依存しなくてよいので、相手に合わせて自分の意見を抑え込む必要がなくなります。
自分にはいったい何ができる?
本書には、西野さんがどう考え、どう行動してきたかが書かれています。
無名の私が同じことをやっても、うまくはいかないでしょう。
「キングコングの西野」だからニュースになり、信用も生まれます。
では、無名の人間が信用を稼ぐにはどうすればいいでしょうか。
発信していくことだと思います。
ブログでもTwitterでもYouTubeでもいいから、発信。
発信し、共感を得て、信用が積み重ねれば、やりたいことを行動に移したときに、協力してくれる人が現れるのだと思います。
『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』には、行動につながった考え方が書かれています。