問題を先送りしない方法
楽したい。
私はいつもそう思っています。
何もしなくても十分なお金が入ってくれば、嫌な仕事なんてしたくありません。
自分が楽しいと思えることだけをやって生きていきたい。
しかし、楽してお金を稼ぐことなんてできない。だから嫌でも働かなければならない。
そう思い込むと、行動するモチベーションを削いでしまいます。仕事以外の時間をだらだら生きてしまっています。
好きでもない仕事をしないためににどうするかという問題を先送りしてしまっているのです。
いつまで経っても変わることはできません。
本書は、問題を解決するための考える力を、3つの道具で説明しています。
いずれもシンプルな図で説明しているので、小中学生でも理解できます。
目先のことだけを考えて問題を先送りしてしまう人におすすめです。
3つの道具とは
- ブランチ:ごちゃごちゃした現実をスッキリ整理
- クラウド:ジレンマを整理し、もやもやを解消
- アンビシャス・ターゲットツリー:目標を実現する道筋を見つける
ブランチは、原因と結果を矢印でつなぐことで、論理的に考える手助けをするものです。
もしAならばB、というように、因果関係を考えます。(例:ブログを書かない→収入を得られない)
論理的に考えられているかのチェック項目は以下のとおりです。
- あいまいでわかりにくくないか
- 本当かどうか
- 因果関係が合っているか
- 他に原因はないか
クラウドは、対立する行動(例:ブログを書く、ブログを書かない)と、共通目的(例:楽しく暮らす)をつないで、目的を達成するための要望(例:ブログを書けば収入を得られる、ブログを書かなければだらだら過ごせる)を考えるものです。
そして、共通目的(楽しく暮らす)を達成するにはどうしたらいいかを考えます。
アンビシャス・ターゲットツリーは、達成するのが困難な目標をどう達成するかを考えるものです。
手順は以下のとおりです。
①目標を書く(例:楽しく暮らす)
②目標の達成を阻む障害を考える(例:嫌な仕事、働かなければお金がなくなる)
③障害から中間目標を考える(例:嫌な仕事をせずに済むほどのお金を得られる)
④中間目標達成のための行動を考える(例:ブログを書く)
⑤中間目標達成の順序を考える
考え、行動するしかない
結論は、考え、行動するしかないということです。
問題から目を背けたままでは何も解決しません。現実から逃げれば一時的に問題を忘れることができるかもしれませんが、問題はなくなりません。
本書を読むことで、根本的な問題解決をどうするかの考えを整理することができます。