川崎殺傷事件とは
- 日時:2019年5月28日の朝
- 場所:川崎市多摩区登戸新町の路上
- 被害:小学6年生の女子児童と外務省職員が死亡。児童16人と女性が重軽傷
- 加害:岩崎隆一容疑者(51)
- 概要:岩崎容疑者が、刃物を振り回し殺傷。その後自らの首を切り死亡
なぜ胸糞悪いのか
事件を知ったとき、胸に鈍い痛みが生じました。
もやもや、むかむか、そんな感情です。
どうしてなのか考えると、以下の3つがありました。
- 犯人が自殺していること
- 子ども(弱者)を標的にしていること
- どうしようもなさ
自殺ありきの殺人は最凶
犯人は自殺しているので、苦しむことはありません。
服役することもなく社会復帰することもなく、やりたいことを遂げて死にました。
死ぬ覚悟を決めて事件を起こしたのでしょう。
どうせ死ぬから、何したっていい。
そういう思いで引き起こす殺人ほど恐ろしいことはありません。犯人に怖いものはないからです。
自殺は、死刑とは違います。
犯人は、自分のした過ちを振り返ったり、悔やんだりする時間すらなく(悔やむことはないかもしれませんが)、この世からあっさりと消えました。
動機もわからないままです。
被害者や家族の行き場のない悲しみや憤りは、犯人に向けることはできません。
行き場を失った矛先は、そんな人間を生んだ親族や社会に向くしかありません。
弱者を狙う意味
被害者の多くは小学生です。
なぜ犯人は弱者を狙うのでしょうか。
この人たちに何の罪があるのでしょうか。
考えたくはないですが、どうせなら憎むべき相手に刃を向ければいいのにと思ってしまいます。
そういう相手がいないなら、一人でひっそり死ぬべきです。
生い立ちから分析しても仕方がない
犯人の同級生への取材から、どういう人間だったかと報道されています。
そんなの意味ありません。
犯人がどんな状況にいたのかは、事件につながるかもしれません。
仕事上のトラブルなのか、人間関係の悩みなのか。
とはいえ、犯人は死んでいるので本当のことはわかりません。
自分がその場にいたらどうするか
刃物を振り回している男と対峙したとき、自分に何ができるだろう。
おそらく何もできません。
逃げるしかありません。いや、足が動くか微妙です。
助けに行くことはできない気がします。
このどうしようもなさに嫌気がさします。何もできないであろう自分に腹が立ちます。
当然ですが、悪いのは犯人です。
ですが、助けに行かなかったり逃げ出したりしたら、罪悪感を一生抱いてしまいそうです。
飛び出したら返り討ちに合うのに。
なんでこうも、やるせないのでしょうか。
悪いのは、犯人なのに。