何のために文章を書くか
文章を書く理由って何でしょう。文章を書く場面の一例を挙げます。
- 学校の作文、読書感想文
- 就職活動のエントリーシート
- 議事録
- 企画書
- メール
共通するのは、読み手がいること。
読み手からすると、読みにくい文章は嫌です。
では、どうしたら読んでもらえるでしょうか。
興味のあるテーマを選び、心に刺さる言葉を盛り込むこと。それが相手に読んでもらえる文章の条件であり、想像力を喚起させ、行動を変えていくきっかけとなる言葉の共通点なのです。
自分の書きたいことだけ書いても、読んでもらえません。
読み手にどうしてもらいたいかを考えて文章を書くことが大切です。
文章とは、読まれるために書くものではない。行動させるために書くものだ。
人を動かす文章を書きたい人におすすめです。
伝わる文章より、したくなる文章
文章には段階があります。
- 伝わらない文章
- 伝わる文章
- したくなる文章
1は論外として、2と3にも明白な違いがあります。
3には行動が伴うということです。特にマーケティングに活用できます。
本書の一例を紹介します。
紙おむつ売り場に、「今しか見れない姿、残しませんか?」の一文とともに使い捨てカメラを置きました。すると、おむつと一緒にカメラを買う客が増えたそうです。
自分が何を伝えたいかではなく、この文章を読んだとき、相手にどんな行動をして欲しいかを考えて書くことが重要だと感じました。
読み手の想像力をかきたてる文章を書くことで、行動へと移すことができます。
行動へと駆り立てる「悩み」
人を行動に駆り立てるものの1つは、悩みだとDaigoさんは言います。
悩みの9割は以下の4つに集約されるそうです。
- Health(健康、美容)
- Ambition(夢、将来、キャリア)
- Relation(人間関係、結婚、恋人、会社)
- Money(お金)
これらのテーマは興味を引きますので、これらを交えて書くことで、行動を駆り立てる可能性が高まりそうです。
高校生に向けた「勉強」のすばらしさ
学校の勉強が嫌いならしなくてもいい。その代わり、1日十何時間も熱中できるような、自分の好きなことを見つけてください。そして、それが見つかったら徹底的に取り組むこと。(中略)その好きなことは生活に足るお金を稼げる仕事になっているはずです。
好きなことを仕事にできたら素晴らしいですよね。
遊んでいる感覚に近い状態なのに、お金が入ってくるのですから。
趣味と仕事は分けた方がいいと聞きますが、それは趣味を仕事にできなかった人の負け惜しみにしか聞こえません。
感想②はこちらです。
文章の書き方の本おすすめ5冊【レベル別で文章力を上げる】はこちらです。