良い文章とは完読される文章
良い文章ってなんでしょう?
- わかりやすい
- 役に立つ
- 心地が良い
- 元気が出る
人によって、さまざまです。
なので本書では、定義を定めています。
この本ではおしまいまで通して、「完読される文章が良い文章」ということに設定します(p.14)
最後まで読んでもらうのは大変ですよね。
今、このブログを読んでくださっている方も、ワンクリックで離脱できます。
読み続ける必要はありません。
読んでいただけてるのは、役に立つ情報があるかもしれないと思うからではないでしょうか。
結論から言うと、完読される文章を書くために必要なのは、以下の2つです。
- 書き始めるまでの準備
- 書き終わってからの推敲
最後まで読んでもらえる文章を書きたい人におすすめです。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
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いきなり書き始めない
いきなり書けば、15分で仕上がる記事もあれば5時間かかるときもある。そんな方法より、いつも30分で仕上がる方法を選ぶのが、毎日安定して大量に書き続けるための秘訣です。(p.36)
書き始める前の準備を行えば、一定した時間で書けるということです。
具体的な手順は以下のとおりです。
- どんなことを伝える文章なのかを定め、(テーマを決める)
- テーマを伝えるために何を書くかを並べ、(箇条書きする)
- どれから書くかを決め、(箇条書きの並び替え)
- どこを重点に書くかを定める(箇条書きの肉付け)
この手順を踏まえれば、一定の時間で、テーマをうまく伝えやすくなります。
重複チェックと、余計な言葉削除
文章を書いた後は、それをどうやって磨いていくかです。
最初に手を付けるべき最重要の概念は「重複」です。重複はあらゆるスケールで起こり得るということ、また重複を取り除いていくだけで、文章は一気に洗練されていくことを理解してもらえると思います。(p.52)
重複チェックは以下のとおり行います。
- 同じ単語を何度も使ってないか
- 同じ文節を繰り返していないか(例:~して、~して。と、てが続く)
- 同じ文末を繰り返していないか(例:~した。~した。と、過去形が続く)
- テンプレの構造ばかりになっていないか(例:固有名詞が変わっただけのテンプレ記事)
余計な言葉削除は以下のとおり行います。
- 接続詞(削っても意味が通じるか)
- 重複(削るか他の言葉への置き換れるか)
- という(削っても意味が通じるか)
- こと、もの(削るか他の言葉への置き換れるか)
- 代名詞(削っても意味が通じるか)
- 修飾語(ここぞというとき以外は削る)
書き始めるまでの準備と、書き終わった後の推敲は、完読される文章への近道です。
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