自由な人生にする方法
仕事がなければ自由なのに。
と思うのですが、仕事を辞めたら収入がなくなります。
収入なしでは食べていけませんので、仕事を辞めることはできません。
自由になるには、経済的に豊かになる必要があります。
本書によると、黄金の羽根を拾うことでお金持ちになれるそうです。
お金持ちになれば、自由に近づきます。
では、黄金の羽根とは何でしょう。
制度の歪みから構造的に発生する、”幸運”。手に入れた者に大きな利益をもたらす。(p.32)
具体例で、ワールドカップのチケットが挙げられています。
日本開催のワールドカップのチケットを、日本で買うのは難しかったのに、海外で買うのは簡単だったという話です。
制度の歪みに着目して、お金持ちになるというのは、例えば、税金や社会保険料を減らすことです。
そのような黄金の羽根、幸運を手に入れたい人におすすめです。
お金持ちになる3つの方法
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
収入が増えても、支出も増やしたら、お金持ちにはなれません。
自由に使えるお金がどれだけあるかが重要です。
収入から支出を引いた残りを資産運用することで、さらにお金を増やします。
ですが、資産運用は難しい。
株や不動産に投資したからといって、利益を得られるとは限りません。
そんな方は、支出を減らす部分だけでも参考になります。
住宅コストと生命保険をカット
支出を減らすには、10円単位の節約をやるより、以下2つが効率的です。
- マイホームを買わない
- 生命保険に入らない
マイホームを買ったら、
- ローンに拘束される
- 住む場所に拘束される
生命保険に入らなくても、
- 入院しても貯金で対応できる
- 高額療養費の制度で月の医療費に上限がある
子どもを育てるコストについて書かれていましたが、マイホームや生命保険とは一緒にはできないと感じました。
税金や社会保険料を減らす
サラリーマンの生涯収入が3億円だとすると、税金や社会保険料が約1億円だそうです。
この負担から逃れるために、どうするか。
自営業者が「法人成り」すると、税・社会保険料のコストを大きく節約することが可能になります。(中略)公的金融機関から低利の事業資金を借りることができます。(p.337)
サラリーマンは、税金や社会保険料が天引きされるので、これから逃れられません。
自営業者、それも法人化することで制度のうまみを受けられます。
では、サラリーマンを辞められない人はどうしたらいいのでしょう。
楽しく長く働ける仕事
超高齢社会の人生設計は「自分の好きな仕事をする」ことしかありません。
(中略)これ以外に60年という長い職業人生を乗り切る戦略はありません。(p.403)
やりたくない仕事を何十年も続けるのは苦痛です。
好きな仕事、少なくとも嫌ではない仕事を長く続けることで、自由な人生に近づけそうです。
調べた言葉
不倶戴天(ふぐたいてん):恨みや憎しみが深いこと
露悪:自分の悪いところをわざとさらけ出すこと
陥穽:人をおとしいれる策略