生きづらさを抱えている人に
「魔法のコンパス」とは、生き方の指針です。
現代は生き方が多様化していますので、道を自分で決める必要があります。
そんな道なき道の歩き方について、
キングコングの西野さんが、
- 問いを持ち
- 解決する答えを考え
- 実行した
ことが、書かれています。
例えば、
- 芸人が、ひな壇に参加せず生きるにはどうすればいいか
- いじめ(殺人)をなくすにはどうすればいいか
- ロボット化で今の仕事はどうなるのか
などです。
特に読む価値があるのは、生きづらさを抱えている人です。
生きづらさはチャンスだと、西野さんは言います。
「生きづらい世の中だ」と嘆いている人を見ると、羨ましくて仕方がない。「何故、生きづらいのか?」「それを改善するためにはどうすればいいのか?」といった「問い」に囲まれているわけだ。
生きづらさから、問いが立つからですね。
- 何故生きづらいのか、問いを立て
- 解決すべく、答えを考え
- 実行する
そうすれば、生きづらさは、改善されていくということです。
生きづらさを抱えている人におすすめです。
いじめ(殺人)より楽しいもの
「いじめはよくない」
と言ったところで、解決策にはならないと西野さんは言います。
なぜなら、いじめる側にとって、いじめは楽しい(娯楽だ)から。
では、どうしたら良いかというと、
イジメよりも面白い娯楽を与えてあげればいい。先生はイジメっ子に歩み寄って、「おい、ブルーハーツって知ってる?」と教えてあげればいい。ギターにハマったら、イジメなんてしている暇はない。
いじめはよくないという正論より、
「もっと楽しいもの」
を提供した方が、効果的だということです。
殺人も同じで、
ピストルの引き金を引かなきゃいけない立場の人間でも、笑っている時や、何かに感動している瞬間は引けない。
(中略)
エンターテイメントが世界中の人間を感動させている瞬間だけは平和で、「だったら、その時間を長くすればいいじゃん」というのが僕の結論。
西野さんがすごいのは、理論を実行に移していることです。
考えるだけでなく、実行しているので、説得力が増します。
ロボット化で残る仕事
ロボット化で最終的に残る仕事は、趣味のようなものだと西野さんは言います。
なぜなら、単純作業やつまらない仕事はロボットがやるから。
となると、親が子どもに言うのは、
「遊んでばかりいちゃいけません。仕事をしなさい」じゃなくて、「仕事になるまで遊びなさい!」
ゲームや旅行のような趣味でも、
Youtubeなどで発信することで、稼げる時代になっています。
好きなもので稼げると同時に、好きなものがないと稼げなくなるかもしれません。
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』には、絵本の制作やクラウドファンディングなど、より具体的な行動が書かれています。