いっちの1000字読書感想文

平成生まれの社会人。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『多動力』堀江貴文(著)の感想【ハマって飽きるを繰り返す】

ハマって飽きるを繰り返す

 堀江さんは、ハマって飽きるを繰り返しています

 80点くらいで飽きて、また別のものにハマるそうです。

 80点くらいで、100人に1人の人材になれるとすれば、

 80点のものを3つ掛け合わせたとき

 100×100×100で、10000人に1人の人材になれます。

 「多動力」とは、異なるものを同時にこなす力だと、堀江さんは言います。

 「多動力」が必要とされる理由は、

  1. インターネットがあらゆるもの(家電、テレビ、自動車など)をつなぐと、業界の壁がなくなる
  2. 求められるのは、業界を越えていく人間
  3. 業界を越えていく人間は、異なるものを同時にこなす力(=多動力)が必要

 と、時代の流れに合っています。

 ですが、同時にいろんなことをこなせるでしょうか。

何百もの仕事を同時にこなすためには、「自分でやらないこと」を決めるのが大切だ。自分にしかできない仕事以外は、他人に思いっきり任せよう。

 他人にできることは任せて、空いた時間を自分に使うということですね。

 解説の箕輪厚介さんは言います。

堀江さんは自分が本来やる必要のないこと、自分の心が動かないことは、片っ端からまわりのスタッフとか信頼できる人に投げまくる。

(中略)

本当の「多動力」とは「効率よく無数の仕事を処理する力」ではなく「楽しいこと以外、自分にしかできないこと以外はやらないと決める力」だ。

 会社員をしていると、やりたくない仕事や参加したくない会議はあります。

  • 仕事だから仕方ない
  • 参加必須だから仕方ない

 と考えず、それらを減らすよう工夫していきたいです。

いつも多動でいるために一番大事なこと。それは、1日24時間の中から「ワクワクしない時間」を減らしていくことだ。

 ワクワクしない時間を過ごしている人におすすめです。

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

  • 作者:堀江 貴文
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: 文庫
 

自分の時間を取り戻す

まず大切なことは、「自分の時間」を取り戻すことだ。「他人の時間」を生かされている限り「多動力」は身につかない。

(中略)

多動力を身につけると、「仕事」も「遊び」も、次第に境目がなくなり、1日 24 時間がワクワクで埋め尽くされる。

 羨ましい生き方です。

 ワクワクしながら毎日過ごす人がいる一方で、休日の最終日を憂うつな気分で過ごす人がいます。

 できることならワクワクした人生を送りたい。憂うつな気分で過ごしたい人はいません。

 では、どうすればいいか。

楽しむことだけがすべてなのだ。好きなことを好きなだけやっていると、手元に何かが残っているのだ。人は「おもしろい」「ワクワクする」と感じられれば、時間を忘れて目の前の体験に没入できる。

(中略)

仕事に没頭し、遊びに没頭し、夢中になれさえすれば、目的なんておのずと達成される。結果はあとからついてくる

 好きなことに没頭して生きるなんて、最高ですよね。

 そんなの無理! と一蹴せず、

 まずは、ワクワクしない時間を減らすことから始めていきます

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

  • 作者:堀江 貴文
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/04/10
  • メディア: 文庫
 

調べた言葉

  • 侃々諤々(かんかんがくがく):ひるまず盛んに議論するさま

 

 堀江さんの働く意味が書かれている本『ゼロ』の感想はこちらです。