就職できなくてもいい
著者の池田さんは、大学まで成績優秀でしたが、
就職活動はうまくいきませんでした。
就職ができなければお金を稼ぐことはできない。そうしたら生きていくことはできない。
(中略)
生まれてこなければ、働く必要なんてないし、こんなふうに苦しむこともなかったんだ。(p.23)
悶々とした日々を送りますが、行動で変わります。
具体的には、
- 親友からの誘いに応じる
- 「日本一有名なニート」のphaさん、「しょぼい起業」のえらいてんちょうさんから生き方を学ぶ
- 自営業に向け、開業準備をする
- 親友と会ったことで、自分が死んだら困る人がいると知りました。
- phaさんの本やブログ、えらいてんちょうさんのツイートから、レールから外れてもいいと知りました。
- 自営業であれば、人に気を遣ったり、ちゃんとしなければと思ったりが薄れると、開業準備をしました。
行動で、池田さんの人生は変わります。
就職したくない人、就職できない人、自営業をしたい人におすすめです。
行動すれば何かが変わる
池田さんは、喫茶店の開業資金が足りないことに気づきます。
ですが、クラウドファンディングで資金を募ることはしませんでした。
お金をもらったら、その人たちから監視され続けて息苦しいと思ったからです。
なので、特定の人から100万円をもらう戦略を立てました。
具体的には、
- しょぼい起業をしたい若者を応援してくれそうな人を見つけ、
- その人に向けてアプローチする
いきなり「喫茶店を開きたいからお金をください」と言ってもだめだということはわかっていた。信用がないどころか、どんな人間かもわからない若者に出資したい人なんていない。(p.57)
池田さんはTwitterやブログで、自分がどんな人間で、何をしたいかを発信します。
そして、ここぞというときにツイートします。
仮想通貨で稼ぎまくった人、税金対策で100万くらい僕にください。しょぼい喫茶店やります。(p.61)
ツイートが刺さり、100万円の出資を受けることができました。
もし行動せずに
- 親友の誘いに乗らない
- phaさんやえらいてんちょうさんの生き方を知っても、うらやましがるだけ
- 開業資金が足りないと知ったとき、諦める
であれば、変わらなかったでしょう。
ああいうことをしてみたい、将来はあんなふうになるのが理想と口にする人はたくさんいるけれど、それを本当に実行する人は少ない。(p.37)
やりたいことがある人は行動すべきだし、
やりたくないことがある人は、それをやらないようにするにはどうすればいいか考え、行動すべきだと感じました。
私はやりたくない仕事を減らし、読書や執筆の時間を確保するため、
学べるブログを書き続けます。
えらいてんちょうさんの『しょぼい起業で生きていく』の感想はこちらです。