いっちの1000字読書感想文

平成生まれの社会人。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『ハッタリの流儀』堀江貴文(著)の感想【ハッタリをかまして辻褄を合わせる】

ハッタリをかまして辻褄を合わせる

実力に見合ったことを続けても成長できないと、堀江さんは言います。

堀江さんはハッタリをかまし続けてきました。

  • ライブドアを営業利益世界一にすると宣言
  • プロ野球の球団やフジテレビの買収を仕掛ける
  • 選挙に立候補

ですが、

  • ライブドアは営業利益世界一になっておらず、
  • 球団やフジテレビ買収はできず、
  • 選挙当選はできませんでした。

ただ、ハッタリをかましたことで、

一人の起業家・堀江貴文から、

国民誰もが知るホリエモンに変われたと言います。

結果がいつもついてきているわけではない。(中略)大きくハッタリをかまし、そして、かましてしまったハッタリを実現するため、本気で勝負をし続ける。その「過程」こそが大切であって、人とお金を巻き込むというわけだ。

クラウドファンディングでお金を集めることは、まさにそんな感じですね。

とはいえ、ハッタリをかますだけでは何も変わりません。

ハッタリをかましてその後で辻褄を合わせること」は、あらゆる場面で大きな成果をもたらしてくれる。僕はこれを、人生の最高奥義だと思っている。

要は、自分で自分を追い込みます。

堀江さんは、WEBシステムの制作をやらないかと言われたとき、全く経験がないのに「やります」と返事をし、書店で参考書を買い漁ったそうです。

現状に満足していない人、変わりたい人におすすめです。

ハッタリをかますもの

好きなこと、やりたいことについて、ハッタリをかますのがいいでしょう。

堀江さんは、これからは「遊び」が仕事になる時代だと言います。

仕事が次第にAIや機械に変わっていくと、残るのは、AIや機械ができない「遊び」だそうです。

遊びが仕事になるこの時代において、大切なのは、好きなことに没頭すること。そしてもう一つ、「思いを持って毎日発信すること」である。

私は、文章を読んだり書いたりすることが好きで、多くの時間を割いています。

私のハッタリは「文章を読んだり書いたりして生きていく」です。

無謀かと思われるかもしれませんが、好きだし没頭できることなので仕方ありません。

本書を読むと、努力次第で何とでもなるんじゃないかと思わされます。

どうせ無理だろう……と諦めて努力をやめてしまうのは自分だと気づかされます。

なぜ人間の能力はそれほど変わらないのに、宇宙空間にまで到達するような人とそうではない人とに分かれるのか?その差は、何者でもない段階から自分の実力以上の期待を集め、集めてしまった期待を裏切らないように、辻褄を合わせるために人知れず「努力」という作業を今日も明日も繰り返しているかどうかだ。

ハッタリは、最大限の努力を引き出し、目的を達成する手段です。