読書で人生をデザイン
なぜ、読書が良いことなのでしょうか。
まず今の時代背景について、
現代は「意識的に自分自身をデザインし、ブランド化していく時代だ」と考えています。
(中略)
自分はどんな人間になりたいのか、どんな人生を送りたいのか。明確に目標を定め、それに向かって努力することによって、自分をデザインすることが可能になるのです。
人生をデザインするには、必要なことが2つあると、齋藤さんは言います。
- 自分をデザインするやり方を先人に学ぶこと
- 強烈なモチベーション(精神力・思考力)を持つこと
そのために、読書が最適ということです。
他にも読書は、
- 思考力(読んだ文字を自分の中へ変換しなければならないため)
- 語彙力
- ストレスに負けない精神力(知性の経験値を上げることで、ストレスに柔軟に対応できるため)
を鍛えることができると言います。
この本は、「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用できるようになる方法」のすべてを、書いた本です。
本から多くのことを吸収したい人におすすめです。
人生のデザイン方法
人生をデザインするため、指針となる師匠を持つべきだと、齋藤さんは言います。
よく、「自分らしく生きなさい」と言う人がいます。しかし、そもそも自分という存在がわかっていなければ、「自分らしく=わがまま」ということになりかねません。やはり、指針となる師匠を持つべきでしょう。そのためにこそ、偉大な先人たちが残した本を読み、人としてどう生きるべきかを考え抜かなければならないのです。
一方、注意すべき点も挙げています。
どんなにすばらしい本に出会ったとしても、自分の全部を明け渡すのではなく、その本に詰まっているエッセンスを自分なりに咀嚼し、自分の内に取り込むべきだと思います。できるだけ多くの情報を自分の中に流し込んで、自分がフィルターになって、残ったものを自分のものにしていけばいいのです。
師匠だからといって、全部鵜呑みにはすべきではない、ということですね。
人生のデザイン方法は、
- 本から何を学ぶかを想定し、いろんな種類の本を読む(インプット)
- 良いところを自分の人生に活かす(アウトプット)
インプットだけでは、人生は変わっていきません。
読書には2つのやり方があると、齋藤さんは言います。
一つは自分が楽しむための読書です。とにかく読んでいる時間を楽しむための読書で、たとえば、情報や知識を得ることを楽しむということもその中に含まれます。もう一つは、読書によって何らかの武器を得ることを目的にした読書。つまり、アウトプットを意識した読み方です。
アウトプットを意識した読み方を心掛けようと、再確認しました。