いっちの1000字読書感想文

一応平成生まれ。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『新世界』西野亮廣(著)の感想【芸能界の外の世界】

芸能界の外に目を向ける

以下は、西野さんが「芸能界の外」に目を向けるまでです。

  1. 先輩の誘いを断り、漫才のネタを書き続ける
  2. 漫才コンテストで大賞受賞
  3. 20歳で「はねるのトびら」スタート
  4. 「はねるのトびら」が日本一視聴率を取る番組に成長
  5. でも、先輩たちを追い抜く気配がない

その山を登れば景色が広がるものだと信じて、誰よりも努力して登ってみた。

だけど、そこから見えた景色は、タモリさんや、たけしサンや、さんまサン、ダウンタウンさん、ナインティナインさん…といった先輩方の背中だった。(p.13)

西野さんは、努力した上で、外に目を向けています。

勝てる場所を探し出したのは、努力して無理だとわかったときでした。

何かを頑張りたい人におすすめです。勇気をもらえます。

新世界

新世界

  • 作者:西野 亮廣
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: 単行本
 

「ひな壇には出ない」と宣言する必要

「(テレビの)ひな壇には出ない」と言ったところ、バッシングを浴びた西野さん。

25歳の頃に「僕は、ひな壇では勝てないから、ひな壇に出ません」と宣言したところ、ネットニュースお得意の切り取りハラスメントに遭った。(『魔法のコンパス』より抜粋)

切り取られたのは、「ひな壇では勝てないから」という部分でしょう。

そこが抜けると、ひな壇で活躍してる人や、ひな壇を目指して頑張っている人にとって、面白くありません。

どういう状況で宣言したのかは書かれていませんが、

「ひな壇に出ない」と宣言する必要があったのでしょうか

ひな壇のオファーを断るために、会社やマネージャーに言うならわかりますが、

周りに宣言する必要があったのかは、疑問に感じました。

西野さんがひな壇に出ない理由は、

  • 時代の流れ(テレビからスマホへの移行で、小さな画面で大勢が出る番組は見にくい)
  • 自身の能力(ひな壇では他の芸人に勝てない)

を踏まえたものです。

ボクが走っていたレールというのは、(中略)先輩方が、もともと何も無かった世界に敷いてくださったレールだ。

当然、そのレールを走ると、最終的には、最初にレールを敷いた人間の背中を押す作業に入る。

「『踊る!さんま御殿‼』で結果を出せば出すほど、さんまサンの寿命が伸びる」という構造だ。(p.15)

西野さんは、ひな壇で勝てないと言いながら、勝つ必要もないと考えたのでしょう。

ひな壇で勝っても取り分が少ないなら、レールが敷かれていない世界(=新世界)を探そうと。

ひな壇に座る芸能人は、いわば会社員です。

会社員が成果を出しても、取り分は会社や株主に入り、自分には入りません。

では、会社員として働いている人が、同僚から「会社員向いてないから辞める」と言われたらどうでしょう。

良い気分にはなりません。

周りに宣言せず、黙って辞めればいいのです。

新世界

新世界

  • 作者:西野 亮廣
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: 単行本