三島賞候補作発表
2020年4月21日、三島由紀夫賞の候補5作品が発表されました。
受賞作の発表は、9月17日(木)です。
以下、候補作をまとめ、受賞予想をいたします。
今回は、全員初の候補入りです。
『土に贖う』河﨑秋子
Wikipediaによれば、河﨑さんは「羊飼い」と「小説家」の兼業だそうです。
感想はこちらです。
『かか』宇佐見りん
文藝賞を受賞したデビュー作です。
感想はこちらです。
『デッドライン』千葉雅也
同作品で第41回野間文芸新人賞を受賞し、第162回芥川賞の候補になりました。
感想はこちらです。
3回読んだときの感想です。
『pray human』崔実
デビュー作の『ジニのパズル』で、
- 第33回織田作之助賞
- 第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞
を受賞しています。
感想はこちらです。
『首里の馬』高山羽根子
高山さんは、芥川賞の候補に二度、野間文芸新人賞の候補に一度なっています。
本作で第163回芥川賞を受賞しました。
感想はこちらです。
受賞予想
受賞予想を○△×で予想しました。
- 『土に贖う』河﨑秋子:○
- 『かか』宇佐見りん:×
- 『デッドライン』千葉雅也:×
- 『pray human』崔実:△
- 『首里の馬』高山羽根子:○
私は、『土に贖う』と『首里の馬』のダブル受賞だと予想します。
今年読んだ小説で、特に読み心地の良さを感じた2作です。読んで良かったと思える作品なので、ぜひ受賞してほしいです(『首里の馬』は芥川賞を受賞しているので、読まれてる方は多いかと思いますが)。
『デッドライン』は、
- 野間文芸新人賞(受賞)
- 芥川賞
- 三島賞
の3つの賞で候補になっています。
私は、野間文芸新人賞と芥川賞の受賞予想のときに、『デッドライン』をどちらも×で予想してるんですよね……。
これだけ賞で候補になっているのですから、私が『デッドライン』を全然読めていないのだと、計3回読んだのですが、結局良さがわかりませんでした……。
受賞したら、もう一度読みます。
第33回三島由紀夫賞受賞作発表の感想はこちらです。