いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

本を読んだときに気を付けている3つのこと

1.もっと早く読めば良かった

本を読んだときに、最も気を付けている感想は、

  • もっと早く読めば良かった
  • 学生時代に読みたかった

です。

そのような感想を持ってしまうと、

今読めた自分を否定してしまいます

さらに、読んだ本から学ぶ意識が薄れてしまいます

「過去の」自分になら役に立ったけど、

「現在の」自分には役に立たないと判断してしまうからです。

「現在の」自分にだって役立つことはあるはずです。

私は以前、

  • もっと早く読めば良かった
  • 学生時代に読みたかった

という感想をよく持っていました。

ですが、仮に過去の自分が読んだとしても、何も変わらなかったと思います。

現在の自分が何もしない(できない)言い訳として、

過去の自分に、その責任を押し付けているだけでした。

「学生時代に読んでたら自分は変わったのに」は、

何もできない現在の自分に対する言い訳でしかないのです。

本当に気を付けなければいけません。

「もっと早く読めば良かった」と思ったとして、今の自分の何が変わるのでしょう。

今読めたのですから、

  • 今の自分がどう思ったか
  • これからどうするか

を考えた方が有意義です。

2.自分には無理だと諦める

これも結局、自分が何もしない言い訳です。

  • 自分には無理だ
  • この人だからできた

は、主にビジネス書や自己啓発本を読んだときに生じがちな感想です。

せめて、自分には無理だと思う理由を深堀りしないといけませんが、

言い訳を固めるだけで効果は薄いです。

実現可能性が低くても、著者から学べることは何なのかを考える方が良さそうです。

その本を読む時間をかけたのですから。

本を出している時点で、自分の知らないことを知っている人です。

私には何もないからこそ、多くを吸収できるはずです。

3.良かったから本を貸す

おすすめを聞いていないのに、一方的に本を貸された人を思うと、憂うつです。

その本が300ページ越えだった日には、そのままゴミ箱に捨てたくなるでしょう。

とはいえ、本を貸すのは、悪意でなく善意から生じるものだから、断りづらいです。

私は、おすすめを訊かれても、相手から「貸して」と言われない限り、貸しません

こちらから「読む?」とか「貸すよ?」と言って貸してしまうと、相手に読む強制力が働いてしまうからです。

雑談として本の話をしただけなのに、「面白そうですね」と答えた瞬間、「貸すよ」と言われたら、断りにくいでしょう。

だから私は、「読む?」とか「貸すよ?」も言いません。

おすすめを訊かれたときは、

おすすめ? 最近読んで良かったのは○○かなあ

と、論点をずらします。

ざっくりとおすすめ本を聞かれても、勧められないからです。

あくまでも、私が読んで面白かった作品を伝えます。

その本を読むかどうかは相手の判断にゆだねます

その本を読んでもらって、お互いの感想を共有したい気持ちはありますが、

決してこちらからは本を貸しません。

相手の時間を奪いたくはないし、やはり本は自分で選ぶべきだからです。

それに、私が貸して読んでもらうよりも、

いっちがこないだ面白いって言ってた○○、読んだよ

と相手から言われた方が嬉しいです。

「そんなに面白くはなかったよ」と付け加えられたとしても。