いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『7つの習慣 人格主義の回復』の感想【自分の死から人生を考える】

自分の死から人生を考える

目標を立てるとき、

  • ○○大学合格
  • ○○会社内定

と、具体的な目標を設定し、達成方法を考える人が多いと思います。

私もその一人です。

ですが、間違っていました。

もっと大きなスケールで考える必要がありました。

自分の死から考えるやり方です。

死の床で自分の人生を振り返ったとき、もっと多くの時間をオフィスで過ごせばよかった、あるいはテレビをもっと見ればよかったと悔やむ人は、果たしてどれくらいいるのだろうか。答えは簡単だ。一人としているわけがない。死の床にあって思うのは、家族や愛する者のことである。人は誰かのために生き、最期はその人たちのことを思うのだ。

死を考えたとき、上で挙げた目標(合格や就職など)のスケールは、小さいです。

人生を振り返ったとき、

  • 会社での時間
  • 娯楽の時間

に、時間を割き過ぎると、後悔しそうです。

では、どういう人生を送ればいいのでしょう。

そこで『7つの習慣』です。

7つの習慣のうち、まずは最初の2つに取り組むのが良さそうです。

  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める

1について、

主体性とは、自発的に率先して行動することだけを意味するのではない。人間として、自分の人生の責任を引き受けることも意味する。私たちの行動は、周りの状況ではなく、自分自身の決定と選択の結果である。

自分の決定と行動を、周りの人や状況のせいにせず、自分自身に責任を持ちます。

2について、

終わりを思い描くことから始める」は生活のさまざまな場面やライフステージに当てはまる習慣だが、もっとも基本的なレベルで言うなら、人生におけるすべての行動を測る尺度、基準として、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭に置いて今日という一日を始めることである。

人生の最後=自分の死を思い描いて、死に向けた自分の行動の基準を定めます。

どんな死かをイメージする際に挙げられている例は、自分が死んだ後、どのような弔辞を読まれたいかです。

読まれたい弔辞を考えてみました。

  • 家族:困った時に寄り添ってくれた
  • 友人:楽しい時を過ごせた、信頼していた
  • 同僚:困った時に頼りになった
  • 自分自身:ここまで生きてきて良かった

です。

いつでもそばにいる存在より、ピンチのときに頼りになる存在に憧れます。

そこから私の行動の尺度、基準を考えると、

  • 人に干渉しない
  • 相談されたら話だけは聴く(聞かれてもないのに助言しない)
  • どうしようもできないときは助けを求める(助けを求められたら助ける)
  • 行動するかどうか迷ったら、少しだけ行動してみる
  • 無理して頑張らない(逃げてもいい)

以上を基準に生きていきます。修正や追加は随時行います。

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復