いっちの1000字読書感想文

平成生まれの社会人。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

目標を持たないこと、何もしない言い訳

目標を持たない

ある試験勉強をきっかけに、

  • 本を読むこと
  • ブログを書くこと

を辞めていました

読書やブログを書くことは、時間がかかるからです。

ですが、

試験勉強が終わってからも、以前のように、

  • 本を読んだり
  • ブログを書いたり

できませんでした

一度途絶えた習慣を、元に戻すことの難しさを実感しました。

そこで思いました。

――読書も、ブログも、やりたくないのかもしれない。

では、試験勉強が終わってから何をしたのかというと、

  • 漫画を読む(『ぼくらの』鬼頭莫宏(著)ほか鬼頭作品)
  • ライトノベルを読む(『Re:ゼロから始める異世界生活』長月達平(著))

です。(これらの作品については、気が向いたら感想を書こうと思います)

そして、野間文芸新人賞の候補作品を読み始めたとき、

――だるい。

と思いました。

勝手な義務感があったからでしょうか。今は読みたくないのです。

リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)みたいな軽い文章の方がすっと頭に入っていただけに、一般の文芸作品を読む力がなくなっていました

野間文芸新人賞の候補作品とリゼロの小説で優劣があるわけではありません。

ただ、ライトノベルが売れる理由がわかった気がします。

純文学の作品は、読む側にある程度力がないと読めません。読者を選びます。

それに比べると、ライトノベルは読者を選びません。読みやすく、手に取りやすいです。

そんな言い訳をしながらリゼロを読んでいたら、7巻の途中で気づきました。

――もう飽きた。

面白く読んでいたリゼロですら、読むのが億劫になってしまったのです。

再度、野間文芸新人賞の候補作品を読み始めても頭に入りません。

途端に、何をしたらいいかわからなくなりました。

カフェや図書館に行く頻度が落ちました。

アニメも映画も見る気にはなれないし、漫画を読む気にもなれません。

――5月病なのかもしれない。10月ですが。

10月病とネットで検索すると、10月病という病名こそないものの、それに近いものが出てきました。

季節の変わり目には、気分が鬱々とすることが多いらしいです。

それかもしれないと安心する反面、季節の変わり目を言い訳にしているだけではないかと自分を戒めます。

ああでもないこうでもないと悶々としながら行き着いた結果、

――目標を持たない

ことに決めました。えらそうに宣言することではないですね。

目標を持つと、現実と目標の間にあるギャップを埋めるべく、努力が必要になります。

今回の目標で言うと、野間文芸新人賞の候補作品を読んで、予想することです。

しかし、候補作品を読み始めた途端、嫌気がさしてしまう。

これはもう、どうしようもないことです。

仕事じゃないのに、仕事だと課している様は滑稽でしょう。

かといって、リゼロを読みたいとも思わない。

では、どうすればいいか。

――何もしない。何かやりたくなるまで、何もしない

何もしない言い訳を、だらだらと述べさせていただきました。