いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『嫌われる勇気』の感想【読書感想文ブログの運営方針】

読書感想文ブログの運営方針

本書で書かれていることは強烈です。

例えば、

  • トラウマは、存在しない
  • すべての悩みは「対人関係」
  • あなたは世界の中心ではない
  • ワーカホリックは人生の嘘
  • 人はいま、この瞬間から幸せになることができる

などです。

中でも私が衝撃を受けたのは、

  • 他者の課題を切り捨てる

です。

なぜ、他者の課題を切り捨てるのかというと、他者の課題は自分ではどうしようもできないから、だそうです。

自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのかこれは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。

つまり、「自分の信じる最善の道を選んだら、他者の評価は気にしないこと」が重要なのでしょう。

この読書感想文ブログを例に挙げます。

  • 私の課題:自分が書くべきことや、書きたいことを書く
  • 他者の課題:読んだ方が評価(面白い、つまらない等)をする
  • 他者の課題:アクセス数、ブックマーク数

読んでくださった方の反応や、アクセス数などは、私にはどうすることもできません

気にするだけ無駄なのでしょう。どうすることもできないことを悩むより、自分のやるべきことに注力する。頭ではわかります。

ですが、ブログの指標の一つであるアクセス数を切り捨てることは、難しいです。気になってしまいます。

話題になっている本や映画があると、それに関連した私の記事のアクセス数が伸びます。

ただそれは、「私の」感想というより、「話題の本や映画の」感想を知りたい欲求からのアクセスです。

現に、このサイトへのアクセス元の約85%は、GoogleやYahoo!などの検索サイトからです。本や映画のタイトルで検索をしたときにヒットしたのが、私の記事だったということです。

私はアクセス数を指標にしてきました。

アクセス数を獲得するために、

  • 読みやすい文章
  • 定期的な更新

を心がけてきました。

ですが、アクセス数は、本書でいうところの他者の課題です。私は、自分ではどうしようもできないことを意識していたのです。

本書を読んで、

  • 自分がうまく書けたと思える文章(読みやすさ重視からの脱却)
  • 自分が書きたいときに更新(定期的な更新からの脱却)

でもいいのではないか、と思いました。

アクセス数にとらわれて、

  • 読みやすさを重視し、書きたいことを書かないこと
  • やっつけな内容で更新すること

より、

  • 自分が書きたいことを書く
  • 自分が書きたいときに更新する

の方が、良い記事を書ける気がします。

誰にとって良い記事かというと、私にとってです。

「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれる

(中略)

目に見える貢献でなくとも、「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚を、すなわち「貢献感」を持てれば、それでいいのです。 

自分の力を出し切ったときに、アクセス数に関係なく貢献感を持てるような気がします。

嫌われる勇気