読書感想文ブログの運営方針
本書で書かれていることは強烈です。
例えば、
- トラウマは、存在しない
- すべての悩みは「対人関係」
- あなたは世界の中心ではない
- ワーカホリックは人生の嘘
- 人はいま、この瞬間から幸せになることができる
などです。
中でも私が衝撃を受けたのは、
- 他者の課題を切り捨てる
です。
なぜ、他者の課題を切り捨てるのかというと、他者の課題は自分ではどうしようもできないから、だそうです。
自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
つまり、「自分の信じる最善の道を選んだら、他者の評価は気にしないこと」が重要なのでしょう。
この読書感想文ブログを例に挙げます。
- 私の課題:自分が書くべきことや、書きたいことを書く
- 他者の課題:読んだ方が評価(面白い、つまらない等)をする
- 他者の課題:アクセス数、ブックマーク数
読んでくださった方の反応や、アクセス数などは、私にはどうすることもできません。
気にするだけ無駄なのでしょう。どうすることもできないことを悩むより、自分のやるべきことに注力する。頭ではわかります。
ですが、ブログの指標の一つであるアクセス数を切り捨てることは、難しいです。気になってしまいます。
話題になっている本や映画があると、それに関連した私の記事のアクセス数が伸びます。
ただそれは、「私の」感想というより、「話題の本や映画の」感想を知りたい欲求からのアクセスです。
現に、このサイトへのアクセス元の約85%は、GoogleやYahoo!などの検索サイトからです。本や映画のタイトルで検索をしたときにヒットしたのが、私の記事だったということです。
私はアクセス数を指標にしてきました。
アクセス数を獲得するために、
- 読みやすい文章
- 定期的な更新
を心がけてきました。
ですが、アクセス数は、本書でいうところの他者の課題です。私は、自分ではどうしようもできないことを意識していたのです。
本書を読んで、
- 自分がうまく書けたと思える文章(読みやすさ重視からの脱却)
- 自分が書きたいときに更新(定期的な更新からの脱却)
でもいいのではないか、と思いました。
アクセス数にとらわれて、
- 読みやすさを重視し、書きたいことを書かないこと
- やっつけな内容で更新すること
より、
- 自分が書きたいことを書く
- 自分が書きたいときに更新する
の方が、良い記事を書ける気がします。
誰にとって良い記事かというと、私にとってです。
「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれる
(中略)
目に見える貢献でなくとも、「わたしは誰かの役に立っている」という主観的な感覚を、すなわち「貢献感」を持てれば、それでいいのです。
自分の力を出し切ったときに、アクセス数に関係なく貢献感を持てるような気がします。