コスパを意識
著者の井村さんは、元お笑い芸人です。
キングオブコントの準決勝進出が、芸人のキャリアハイだそうです。
2011年に元手100万円で株を始めてわずか6年で1億円超え
井村さんは1億で留らず、資産を増やしています。
株式投資は、みんながうれしい最強のコスパ術です。投資家も投資先も、社会に生きている僕たちみんなが豊かになる仕組みです。だからこそ、「自分がここまでいったら終わり」ではなく、この先もずっと続けていくことがプラスになると信じています。
- 投資家:投資した資産が増えて豊か
- 投資先:投資された資産が増えて豊か
伸びる投資先に投資できればいいのですが、伸びると思って投資した会社の業績が、本当に伸びるとは限りません。
井村さんは、伸びる会社の条件として3つ挙げています。
- 着実に成長して(売り上げと利益が伸びて)いる
- 3年後を想像するとワクワクする
- 社会の役に立っている
1の「着実に成長している」は、会社の決算書を見ればわかると言います。会社のホームページで「IR(投資家向け広報)情報」を見れば誰でも見ることができるそうです。
決算書を見るのは私にもできそうですが、成長しているからといって、これからも成長し続けるかどうかを見極めるのは難しそうです。
ここまで伸びているのだからこれ以上は伸びないんじゃないかと思って、私は手が出なそうです。
それならば、これから伸びそうな業界に着目し、先行投資をするのが良さそうですが、伸びそうな業界を見極めるのも簡単ではないでしょう。
2の「3年後を想像するとワクワクする」は、決算説明資料にある会社の未来を描いた「経営ビジョン」を見ればよいそうです。
とはいえ、ワクワクしても、本当に実現できるのかどうか疑ってしまう気がしますし、疑いの目は必要でしょう。
3の「社会の役に立っている」については、正直、全ての会社が社会の役に立っていると感じてしまいます。
ネガティブなことばかり書いてしまいました。始める前からできないと決めつけるのは良くないですね。
井村さんは、お買い得株と見切り株の違いを挙げています。
お買い得株は、
- リーマン・ショックのときのように、株が安い
- いい会社なのに、皆が気付いていないから安い
- 将来的にはいい会社になれそうだが、今は安い
見切り株は、
- バブルがはじけて株価が下がっている
- これまではいい会社だったが、その前提が崩れた
- いい会社じゃない
漠然としていて難しいです。
会社がいいかどうかを判断できるでなければ、稼げないのでしょう。判断できるようになるには、勉強が必要です。井村さんは中小企業診断士の資格を持っているそうで、相当勉強されたのだとわかります。
ただ私でもわかったのは、コロナ・ショックは最大の買い場だったことです。
リーマン・ショック、東日本大震災、コロナ・ショックで暴落し、復活していることから、次に○○ショックがあったときには波に乗れるよう、資金を確保しておきます。