第168回芥川賞候補作発表
2022年12月16日(金)、芥川賞の候補5作品が発表されました。
受賞作の発表は、2023年1月19日(木)です。
以下、候補作と掲載誌をまとめます。
安堂ホセ『ジャクソンひとり』文藝冬季号
初の候補入りです。
同作で文藝賞を受賞しました。
井戸川射子『この世の喜びよ』群像7月号
初の候補入りです。
『ここはとても速い川』で第43回野間文芸新人賞を受賞しています。
感想はこちらです。
グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』群像11月号
初の候補入りです。
『鴨川ランナー』で第2回京都文学賞を受賞、同作が講談社で出版されています。
感想はこちらです。
佐藤厚志『荒地の家族』新潮12月号
初の候補入りです。
感想はこちらです。
鈴木涼美『グレイスレス』文學界11月号
第167回の候補『ギフテッド』に続き、2度目の候補です。
感想はこちらです。
受賞予想
受賞予想はこちらのページで行います。しばしお待ちください。
→(1月15日追加)芥川賞の候補作を読んで予想する予定でしたが、今回は見送ります。コロナ陽性になってしまい、後遺症が続いています。
今回も、五大文芸誌の「すばる」からは、候補作が出ていません。
すばる枠として、石田夏穂さんの『黄金比の縁』(すばる8月号)を候補作に入れてほしかったです。
文學界からは島口大樹さんの『光の痕』が選ばれると思っていたので、意外です。
前回までの芥川賞の予想結果
芥川賞9作品中、予想が当たったのは5作品です。
第167回:高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』はずれ
【芥川賞予想】第167回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2022年上半期)
第166回:砂川文次『ブラックボックス』当たり
【芥川賞予想】第166回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2021年下半期)
第165回:李琴峰『彼岸花が咲く島』当たり、石沢麻依『貝に続く場所にて』はずれ
【芥川賞予想】第165回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2021年上半期)
第164回:宇佐見りん『推し、燃ゆ』はずれ
【芥川賞予想】第164回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2020年下半期)
第163回:高山羽根子『首里の馬』当たり、遠野遥『破局』はずれ
【芥川賞予想】第163回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2020年上半期)
第162回:古川真人『背高泡立草』当たり
【芥川賞予想】第162回芥川賞候補作発表、掲載誌まとめ(2019年下半期)
第161回:今村夏子『むらさきのスカートの女』当たり