いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

アニメ「サマータイムレンダ」の感想【マカロニえんぴつ「星が泳ぐ」のOPが良い】

マカロニえんぴつ「星が泳ぐ」のOPが良い

「サマータイムレンダ」は、2022年に放送された全25話のアニメです。

前情報は、

  • ループもの
  • 「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」のスタッフがいる

私は、ループものが好きで、シュタインズ・ゲートも好きですが、「サマータイムレンダ」は見ていませんでした。

結果、見て良かったです。

  • 「Re:ゼロから始める異世界生活」のようなタイプリープ(死に戻り)
  • 「ひぐらしのなく頃に」のような世界観(暑い夏、厳かな感じ)

が合わさっている感じです。

主人公は、和歌山の離島で生まれ、東京の高校に通っています

夏休みのある日、主人公は同級生の女の子の葬儀に参列するため、故郷の島に帰ってきます

海で溺れて死んだはずの同級生の首には、絞められた痕がありました

1話で引き付けられます。

1クール目のオープニング曲は、マカロニえんぴつの「星が泳ぐ」。

www.youtube.com

OPに登場するのは、

  • 主人公
  • ヒロイン

の2人だけです。

作中には、多くの人物が登場するのに、OPに登場するのは2人だけ。

それも最後の少しの間です。約1分30秒のOPで、1分10秒過ぎからの登場。

それなのに、このOPが良いんですよね。

  1. 作中のシナリオの断片が見える
  2. 主人公が死を決意するシーンがある

1も2も、OPでネタばれしてるわけです。こういうシーンありますよ、という。

特に、主人公が自ら死を選ぶシーンは、結構なネタバレです。

しかし、あっていいんですよね。

主人公が自らに拳銃を向けるシーンは、このOPには欠かせません。

主人公がかっこよくなりすぎてる感じはしますが、ここは外せません。

ただ、本作の主人公は、かっこよすぎるんですよね。

そのかっこよさは、私は正直、好みではありません。

死がスタイリッシュになっている感じがしてしまいます。

ですが、OPは別です。

毎回、このOPは飛ばさずに見ていました。

シナリオや絵の断片でヒントをつかもうとし、銃を振りかざす主人公の画に見入っていたら、本編です。

OPをスキップする間もありません。

映像だけでなく、マカロニえんぴつ「星が泳ぐ」が良いです。

作品に合わせて、曲を作ったのかもしれません。

不気味さもあり、ポップさもあります。

不気味な曲調部分ではシナリオの断片が見え隠れし、ポップな曲調部分では主人公が自らに銃を向けます。

曲とOP映像が合っています。

本作は、最終回が良いです。

後半はバトルシーンに退屈さを感じてしまい、視聴を続けるか迷いました。

しかし、最終回のカタルシスを味わえたので、見続けて良かったです。