いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『おとなの進路教室。』山田ズーニー(著)の感想①【やりたいことの見つけ方】

やりたいことの見つけ方

約5年半ぶりに再読しました。

前回の感想はこちらです。

感銘を受けた部分は、前回読んだときと、さほど変わりませんでした。

それが良いことなのか、悪いことなのか。

今の私が、5年半前の自分と、そんなに変わってないということでしょう。

そう考えると、良いとは思えないような気がしてきます。

やりたいことは、人のつながりの中に見つけていくしかない

やりたいことを頭の中で悶々と考えているより、実際にやってみて、人のつながりの中で、やりたいことを発見していくしかないということでしょう。

私は前回読んでから5年半分、社会人経験を積んだわけですが、相変わらず響きました。

仕事をやってると、やりたくないことが見つかってきます。

積極的にやりたい仕事はないのですが、

  • やりたくない仕事
  • やってもいいかなと思える仕事

を、分類できるようになりました。

例えば接客なら、理不尽なクレームを言い続ける相手の対応はしたくないけど、話を聞く気のある相手の要望なら聞ける、という感じです。

人とつながることで、得意不得意や好き嫌いが、はっきりしてきます。

人とつながりたいなら、自分の中にあるものを出して、表現するしかない

やってみると、人と比較して自分はどうなのかを、客観的に見ることができます。

著者の山田さんは、音楽や小説、言葉だけが表現ではないと言います。

たとえば、頼まれて敬老会の手伝いをするにも、そこに来るお年寄りの思い出になるような花を生ければ、それが自分の表現になる

表現の手段は無数だと言います。

いま、湧き起ってくる、感情や想い、アイデアや考えを、なんとか形にして、なんとか目の前にいる一人の人に通じさせようと思うこと、思ってとにかくやってみること、やりつづけること

前回、本書の感想を書いたときは、ブログを開設したばかりでした。

今読み返すと、5年半前の私の感想は、稚拙に感じます。

感銘を受けた部分を引用して、一言二言感想を書いて終わり、という感じです。

引用部分も、教科書で言う太字の部分を、そのまま抜粋しただけのようです。

それでも、5年前の私は、感じたものを素直に書き、そのまま表現しました。

できる限りのことをやった上での感想です。

では、今回の感想はどうか。

今の私が感じたものを、そのまま表現したつもりです。

しかし5年半後に再読したら、稚拙だと思うかもしれません。

感銘を受けた部分はさほど変わらなくても、私自身の感想は、変わるかもしれません。

感想の表現する質にも、変化があるかもしれません。

変わっていたらいいと思います。

変わったと感じた分だけ、成長したと捉えようと思います。

稚拙に感じても、当時の私をだめと評価するのではなく、成長した私を称賛すればいいです。

感想②はこちらです。