個性に合った充足感の追及
『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』で参考にされてたので読みました。
感想はこちらです。
ダークホースとは、
予想を覆して勝利する人々、今まで見向きもされなかったのに突然快進撃をはじめ勝者となる人のこと
「予想を覆して勝利」とは、正規のルートと思われる道を通らずに、勝つことです。
ダークホースの対比として挙げられてるのが、「標準化」です。
例えば、
- 偏差値の高い学校に進学する
- 給料の高い会社に就職する
は、標準化された基準です。
成功が、標準化されてます。
安定した人生を手に入れる最短ルートでしょう。
ダークホースは、これらに該当しません。
ダークホースに共通するのは、
「本来の自分であること(=充足感)」を追い求めていたらいつの間にか成功していた
標準化ではなく、個別化です。
個性を活かして充足感を目指すわけです。
では、具体的にどうしたらいいのか。
- 「小さなモチベーション」を見つける
- リスクは無視して、自分に合った道を選ぶ
- 自分の強みを自覚し、独自の戦略を考え出す
- 「目的地」のことは忘れ、充足感を抱いてるか自問する
私の場合を考えてみます。
- 「小さなモチベーション」は、本を読む、自分の考えを文章にする
- 「リスクを無視して自分に合った道」は、ブロガー、ライター、作家
- 「自分の強みを自覚し、独自の戦略」は、不明(後ほど考えます)
- 「充足感」は、自分の考えを文章にしてる間や、書き終わった後に抱く
私の問題は、
- 自分の強みを自覚する
- 独自の戦略を考え出す
この2点だと考えました。
自分の強みは、継続です。
このブログは、5年以上継続してます。読書メーター(読んだ本を記録するサイト)は10年以上やってます。
ちなみに仕事も、最初の就職先から10年以上変わってません。
継続することは、私の強みだと思ってます(人に指摘されて気づきました)。
では、継続を強みにできる、独自の戦略は何でしょうか。
思いついたのは、ブログです。自分の考えを自由に書けます。
でも問題があります。お金です。
自分の思ったことを書くだけでは、生活できません。
それなら収入を別に得ながら、時間があるときにブログを書けばいい。
それは今と変わりません。
何か変わりたいからこの本を読んでるわけです。
ダークホースたちの辿った道にはそれぞれに異なる紆余曲折があるが、旅の出発点は同じだ。充足感を追及するという決断である。
彼らがその選択をするとき、富を得る見込みも、自分がいつかその道で成功者になれるかどうかも重視しない。むしろ、自分の個性に合う機会が存在することに着目する。
- 富を得る見込み
- 成功者になれるかどうか
ダークホースは、これらを重視しないと言います。
それならブログだけ書き続けたらいいか。
とは、ならないのが私です。お金は大事です。
自分の思ったことを書き続けて、いつか富を得られるのだろうか。得られないだろう。
と、考えてしまいます。
ブログを書き続けて作家になった人だと、乗代雄介さんが思い浮かびます。
乗代さんは、偏差値でなくブログを書くことを基準にして大学を選び、学習塾に勤め、その後小説を書いて、新人賞を受賞しました。
私も小説を書いて新人賞に出したことはありますが、だめでした。
それに、書くのが大変でした。
ブログを発端とする何か。小説以外の何か。
私は、標準化された基準に沿って、進学、就職しました。
充足感よりも、安定や期待を重視して、進学先や就職先を選びました。
就職に有利という理由で、学部を決めました。
給料や休暇制度を踏まえて、就職先を決めました。
それなりの収入は得てますし、周りからの期待にも応えてると思います。
ですが、自分なりの充足感はありません。
その結果、本書を読んでしまってます。
充足感に満たされた人なら、本書は読まないでしょう。
安定を手に入れて、期待に応えても、欠乏しています。