いっちの1000字感想文

一応平成生まれ。主に読書感想文を書いてます。

読まれないブログを書いている人に イケダハヤト『武器としての書く技術』の感想(1000字)

ブログを書く人は必読 ブログを書く人は、何のために書いていますか? 伝えたいことがあるからですよね。 私もその一人です。 ブログを読んでくれた人が、何かを感じてくれたり、行動を起こしてくれたりしたらいいなと思って書いています。 ところが、簡単な…

芥川賞予想 第161回芥川賞候補作発表・掲載誌まとめ(2019年度上半期)

第161回芥川龍之介賞候補作決定 2019年6月17日、芥川賞の候補5作品が発表されました。 以下、候補作と掲載誌をまとめます。 今村夏子『むらさきのスカートの女』 第155回の候補『あひる』、第157回の候補『星の子』に続いて3度目の候補です。デビュー作の『…

失礼な発言をするなら地獄に落ちる覚悟で 『オードリーのオールナイトニッポン』(ゲスト:くりぃむしちゅー上田晋也)の感想(1000字)

失礼な発言をして先輩が怒っても、絶対に謝らない上田さん 「オードリーのオールナイトニッポン」の番組500回記念で、くりぃむしちゅーの上田晋也さんがゲスト出演しました。 若林さんは、上田さんとプライベートでも交流があります。 尊敬する上田さんに…

生まれた子が重い皮膚病だったら 田村広済『レンファント』(文學界新人賞受賞)の感想(1000字)

子どもを可愛がれない 育児休暇を取った男性が、子の重い皮膚病と、妻との関係に悩みます。 妻は、子どもを可愛がっていました。 しかし、子が皮膚病とわかり、強い薬を塗っても治らない現状を見て、可愛がらなくなりました。妻の言葉です。 あんなに苦しん…

人を動かす文章を書きたい人に メンタリストDaiGo『人を操る禁断の文章術』の感想(1000字)

何のために文章を書くか 文章を書く理由って何でしょう。 文章を書く場面の一例を挙げます。 学校の作文、読書感想文 就職活動のエントリーシート 議事録 企画書 メール 共通するのは、読み手がいること。 読み手からすると、読みにくい文章は嫌ですよね。 …

自意識過剰な地下アイドルの暴走 奥野紗世子『逃げ水は街の血潮』(文學界新人賞受賞)の感想(1000字)

地下アイドルの過剰な自分語り 地下アイドル、SNS、裏アカウントなどを素材に、一気に突っ走る文章です。 キモいオタは最悪。でもキモいオタから「顔かわいい料」をもらって生きているわたしはもっと最悪のイマジナリー便所。(p.14) 安いファミレスで、女…

迷いと決断 本を読むようになったきっかけ(1000字)

肉離れをして高校最後の大会に出られなかった 高校3年生の春に肉離れをしたので、最後の大会には出られませんでした。 県大会予選の400mリレーでのことです。 コーナーの中盤で、左太ももの裏から拳が飛び出るような感覚がありました。 バチッという音…

引きこもりの青年と小学生が夜を越えてゆく 町屋良平『しずけさ』の感想(1000字)

なんとなく辞める 前作『ショパンゾンビ・コンテスタント』は、なんとなくピアノを辞めた大学生が主人公で、本作はなんとなく仕事を辞めた青年が主人公です。 共通点は、なんとなく。 挫折感や絶望を味わった末の決断ではなく、なんとなしの憂鬱と不眠で辞め…

才能がないとわかったときに 町屋良平『ショパンゾンビ・コンテスタント』(芥川賞受賞第一作)の感想(1000字)

才能がないとわかったときにどう生きるか 芥川賞の『1R1分34秒』は、ボクシングの話で、本作はピアニストの話です。 前作同様、主人公には才能がありません。今作は、愛もありません。 一方、主人公の友人には才能も愛もあります。 自分にないものを持ってい…

生きてていいんだと思える 中村文則『その先の道に消える』の感想(1000字)

暗い作品があっていい 中村文則さんの作品は、暗いものが多いです。 この作品も例外ではありません。 しかし私は、暗い=悪いとは思いません。 中村作品の暗さには、奥深さがあります。 ファッション的な暗さではなく、「生きるとは何か」「人間とは何か」と…

自殺ありきの無差別殺人 川崎殺傷事件がなぜ胸糞悪いのか(1000字)

川崎殺傷事件とは 日時:2019年5月28日の朝 場所:川崎市多摩区登戸新町の路上 被害:小学6年生の女子児童と外務省職員が死亡。児童16人と女性が重軽傷 加害:岩崎隆一容疑者(51) 概要:岩崎容疑者が、刃物を振り回し殺傷。その後自らの首を切…

やられたらやり返すは悪か 伊坂幸太郎『サブマリン』の感想(1000字)

前作を読んでいなくても楽しめる Amazonの文庫ランキングで1位だったので手に取りました。 伊坂さんの小説『チルドレン』の続編です。 『チルドレン』の内容は忘れてしまいましたが、楽しく読めました。 以下に興味がある人におすすめです。 少年犯罪 復讐 …

目先のことだけを考えて、問題を先送りしてしまう人に 岸良裕司/きしらまゆこ『考える力をつける3つの道具』の感想(1000字)

目先のことだけを考えて、問題を先送りしてしまう人におすすめ 楽したい。 私はいつもそう思っています。 何もしなくても十分なお金が入ってくれば、嫌な仕事なんてしたくありません。 自分が楽しいと思えることだけをやって生きていきたい。 しかし、楽して…

物語は生きる苦しみを和らげる 小川洋子/河合隼雄『生きるとは、自分の物語をつくること』の感想(1000字)

物語や人との距離に関心がある人におすすめ 物語って何のためにあるんでしょう。 現実とは異なる架空の出来事ですし、読んだからといって、明日からの人生に役立つわけでもありませんし。 小説家の小川洋子さんは言います。 人は、生きていくうえで難しい現…

数学が苦手な人におすすめ 藤原正彦/小川洋子『世にも美しい数学入門』の感想(1000字)

数学が苦手な人におすすめ 数学ってなんで勉強しなければいけないんでしょう。 私は、高校の数学が全く分からず挫折しました。 そんな私でも楽しめた小川洋子さんの『博士の愛した数式』がきっかけで、本書を手に取りました。 小川さんが『博士の愛した数式…