2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
死にたい作家の日常 主人公の名前は田中、40代の小説家。 著者本人に近いです。 内面は、死と隣り合わせで、 実家の天井裏で首を吊ろうとする 線路の中に飛び込もうとする 国道で大型車の前に飛び出そうとする 仕事中に意識が遠くなったり気分が悪くなって吐…
植物状態だが意識はある歌姫 主人公の歌姫は、悲劇のヒロインです。 人気絶頂でしたが、ライブ中にステージから転落し、身体を動かせなくなります。 ただ、意識だけはあります。 声を出せず、身体を動かせないので、意識があることを誰にも伝えられません。 …
大阪の街と若者のやるせなさ 繁華街から少し離れた大阪の街が舞台です。 俺たちが暮らしているのはコンビニとドンキとパチンコと一皿二貫で九十円の格安の回転寿司でできた世界で、そういうところで俺たちは百円二百円の金をちびちびと使う。(p.45) そこで…
ハッタリをかまして辻褄を合わせる 実力に見合ったことを続けても成長できないと、堀江さんは言います。 堀江さんはハッタリをかまし続けてきました。 ライブドアを営業利益世界一にすると宣言 プロ野球の球団やフジテレビの買収を仕掛ける 選挙に立候補 で…
番組概要 1月15日(水)に第162回芥川賞、直木賞が決まりました。 芥川賞:古川真人『背高泡立草』 背高泡立草 (集英社文芸単行本) 作者:古川真人 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2020/01/24 メディア: Kindle版 直木賞:川越宗一『熱源』 【第162回 直木…
就職できなくてもいい 著者の池田さんは、大学まで成績優秀でしたが、 就職活動はうまくいきませんでした。 就職ができなければお金を稼ぐことはできない。そうしたら生きていくことはできない。 (中略) 生まれてこなければ、働く必要なんてないし、こんな…
死の虚しさを紛らわせるため熱狂する 人はいつか死にます。 必ず訪れる死のむなしさを紛らわせるため、見城さんは熱狂(=圧倒的に努力)します。 虚しさを紛わせる要素は、せいぜい①仕事②恋愛③友情④家族⑤金の五つしかないと思う。 表紙の見城さんは、叫んで…
第162回芥川賞・直木賞受賞作発表 2020年1月15日(水)、芥川賞と直木賞の受賞作が発表されました。 芥川賞は、古川真人『背高泡立草』 【第162回 芥川賞受賞作】背高泡立草 作者:古川 真人 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2020/01/24 メディア: 単行本 雑…
番組概要 1月15日(水)に第162回芥川賞、直木賞が決まります。 受賞作の決定前に、どの作品が受賞するかを予想するラジオ番組です。 出演者(予想する方) 大森望(書評家、SF翻訳家) 豊崎由美(書評家) 芥川賞候補作(5作品) 木村友祐『幼な子の聖戦』 …
ありのままに生きること タイトルの通り、「漁港の」そばに住む「肉子ちゃん」の話です。 肉子ちゃんの本名は、菊子ですが、焼肉屋でバイトしており、太っているから、「肉子ちゃん」と呼ばれています。 なぜ漁港のそばに住んでいるかというと、 肉子ちゃん…
言葉か音か 主人公(姉)は翻訳の仕事、妹は作曲をしています。 姉=言葉 妹=音 に、象徴されます。 主人公は、妹に良き指導者をと考え、 音楽理論の専門家である父に会いに、姉妹でウィーンへ行きます。 母と離婚した父は、ウィーンで暮らしていました。 …
ハマって飽きるを繰り返す 堀江さんは、ハマって飽きるを繰り返しています。 80点くらいで飽きて、また別のものにハマるそうです。 80点くらいで、100人に1人の人材になれるとすれば、 80点のものを3つ掛け合わせたとき、 100×100×100で、10000人に1人の人材…
記録のためのメモではない メモと聞くと、 記録 備忘録 が、思い浮かびます。 ですが、本書で言うメモは、そうではありません。 「知的生産のためのメモ」です。 (中略) 新しいアイデアや付加価値を自ら生み出すことを強く意識して、メモを書き始めてみて…
2019年に買って良かった商品3選 2019年に買って良かった商品で、読書に関するものを3つ紹介します。 Kindle Paperwhite Kindle Paperwhite 防水機能搭載 Wi-Fi 8GB 広告つき 電子書籍リーダー 発売日: 2018/11/07 メディア: エレクトロニクス 耳栓 MOLDEX 使…