いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【野間文芸新人賞】第43回候補作発表(2021年)

野間文芸新人賞候補作発表 2021年9月29日、野間文芸新人賞の候補5作品が発表されました。 受賞作の発表は、2021年11月4日(木)です。 以下、候補作をまとめます。 『ここはとても速い川』井戸川射子 初の候補です。 ここはとても速い川 作者:井戸川 射子 講…

『毎日が冒険』高橋歩(著)の感想②【夕日評論家という仕事】

夕日評論家という仕事 感想①はこちらです。 著者の高橋さんは、夕陽評論家という肩書きを知ったとき、好きなことを極めれば仕事になると確信したそうです。 高橋さんがラジオで聞いた、夕日評論家の言葉を抜粋します。 僕は夕日がとにかく大好きで、三度の飯…

『毎日が冒険』高橋歩(著)の感想①【やりたいこととやることの一致】

やりたいこととやることの一致 元芸人で投資家の井村俊哉さんが薦めていたので読みました。 エネルギーに溢れた本でした。 著者の高橋さんは、 カウボーイになりたいと、アメリカに行く 無一文からバーを始める 会社を創って自伝を出す など、やりたいと思っ…

『「大家さんと僕」と僕』矢部太郎(著)の感想【相手を立てる謙虚さという人間的魅力】

相手を立てる謙虚さという人間的魅力 本書は「大家さんと僕」の続篇ではありません。 番外編の漫画 寄稿 対談 インタビュー と、ファンブックのような印象を受けました。 正直、続篇じゃないのか……と思いましたが、読んで良かったです。 特に良かったのが、…

『年収3万円のお笑い芸人でも1億円つくれたお金の増やし方5.0』の感想【コスパを意識】

コスパを意識 著者の井村さんは、元お笑い芸人です。 キングオブコントの準決勝進出が、芸人のキャリアハイだそうです。 2011年に元手100万円で株を始めてわずか6年で1億円超え 井村さんは1億で留らず、資産を増やしています。 株式投資は、みんながうれしい…

『人生逃げ切り戦略』やまもとりゅうけん(著)の感想②【挑戦を阻む者に負けない】

挑戦を阻む者に負けない 感想①はこちらです。 人生逃げ切りとは、 資産を得て労働から解放される 持続的にストレスのない働き方を実現する でした。 では、具体的にどのように人生逃げ切りを目指せばいいのでしょうか。 やまもとさんは、 お金が流れ込んでい…

『人生逃げ切り戦略』やまもとりゅうけん(著)の感想①【稼げるかは市場の選定で決まる】

稼げるかは市場の選定で決まる 人生逃げ切りとは何でしょうか。 経済的不安が限りなくゼロに近づいた状態 だと、著者のやまもとさんは言います。 「人生逃げ切り」には、「数億円規模の資産を得て労働から解放される」だけでなく、「持続的にストレスのない…

『金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン』やまもとりゅうけん(著)の感想【つみたてNISAか自己投資か】

つみたてNISAか自己投資か 本書で特に参考になったのは、つみたてNISAへの考え方です。 月々3万円の積み立てでは、20年続けたところで、200万円程度の運用益を得られればよいほう。20年間続けるだけのリターンはあまり期待できません。いわば、単に毎月3万円…

『新編 図書館員への招待』の感想【魅力的な図書館員とは】

魅力的な図書館員とは 図書館の利用者にとって、魅力的な図書館員とはどんな方でしょうか。 魅力的な図書館員とは、まず目の前の利用者に真摯に対応し、利用者と資料との一期一会に立ち会うことをわが喜びとして、自らも成長する人ではないでしょうか。利用…

『図書館員をめざす人へ』の感想【図書館の役割と図書館に求めること】

図書館の役割と図書館に求めること 私の図書館の使い方は、 本を借りる(事前にインターネットで予約) 雑誌の最新刊を読む(最新刊は貸し出ししていない) 本を閲覧する の3つです。 本書では、これからの図書館は課題解決支援サービスが重要であるように感…

未経験で司書の転職を目指す【筆記試験(SPI・SCOA)対策方法】

筆記試験(SPI・SCOA)対策方法 私は現在、司書への転職を目指しています。 詳しくはこちらで書いています。 司書の仕事は未経験ですが、司書資格があれば、自治体の選考に申し込むことができました。 試験内容は、大きく2つです。 筆記試験 面接 私は、2つの…

『億を稼ぐ積み上げ力』マナブ(著)の感想【朝起きたら絶対に○○をする】

朝起きたら絶対に○○をする 著者のマナブさんは、積み上げの結果、年収1億を超えました。 ブログを1000日ほど毎日更新することで、月収5万円から月収1000万を超えたそうです。 では、どうすれば積み上げることができるのでしょうか。 マナブさんの結論は、シ…

『幸せになる勇気』の感想【これからどうするかを考え実行する】

これからどうするかを考え実行する 本書は、青年と先生の対話形式です。 前作『嫌われる勇気』の続篇です(『嫌われる勇気』を読んでからの方が理解しやすいですが、本書から読んでも問題ありません)。 『嫌われる勇気』の感想はこちらです。 学校教員をし…

未経験で図書館司書の転職を目指す意味【『幸せになる勇気』を読んで】

『幸せになる勇気』を読んで 私の現在の状況は、 司書資格あり 司書とは関係のない仕事をしている 若手から中堅に移る時期 そんな私が、未経験で図書館司書の転職を目指す意味はあるのかを考えました。 司書を目指すことには決めたのですが、司書を目指す意…

未経験で司書の転職を目指す【本好きの下剋上~国会図書館の対応を受けて~】

本好きの下剋上~国会図書館の対応を受けて~ 前回の記事の日付が8月18日なので、約2週間ぶりのブログ更新です。 その間、私が何をしていたかというと、図書館司書への転職活動です。 どういうことか、順を追ってご説明します。 私は以前、国会図書館のデメ…