いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『毎日が冒険』高橋歩(著)の感想②【夕日評論家という仕事】

夕日評論家という仕事

感想①はこちらです。

著者の高橋さんは、夕陽評論家という肩書きを知ったとき、好きなことを極めれば仕事になると確信したそうです。

高橋さんがラジオで聞いた、夕日評論家の言葉を抜粋します。

僕は夕日がとにかく大好きで、三度の飯より、下手したら奥さんよりも大好きで、いろんなところへ夕日を見に行っては、独りで感動していました。(中略)夕日はお金にならないし、家族や親戚の視線は冷たかったんですけどね。いい歳してあの人は、って。

でもそんなある日、どこで聞きつけたのか、ある出版社からお話しがあり、僕の日記や写真を見ていただいた結果、雑誌でコーナーを持たせてもらえることになったんです。それから1年後に本の出版も決まってしまって。とうとう、夕日で飯が食えるようになってしまったんですよ。

好きなことを極めたら、世間の需要と合致し、食えるようになったのでしょう。うらやましいです。

では、好きなことなら、何でも極めれば食えるようになるかというと、違う気がします

例えば、私はブログを書くのが好きですが、食えていません。まだ極めていないだろうと言われればそれまでですが、一応390記事書いています。1記事1000字だとして、390×1000字=39万字を書いていますが、食えていません。

500記事書いたら食えるのか、1000記事書いても食えないのか、私にはわかりません。ただ、感想を書くのは好きだから、細々と続けている気はします。

夕日評論家のように、読書感想家として食える可能性はゼロではありませんが、可能性は低いでしょう。私の感想に需要がなければなりません。

読書感想家として食えるようになる方法の一つに、夕日評論家の方と同じように、雑誌でコーナーを持たせてもらうことがあります。そのためには、他の人にはない独自の視点が必要です。

自分の視点が独自の視点だったらいいのですが、そうでない場合、独自の視点を無理やり作り出さなければなりません

私は、食えていないからこそ、好きなことを好きなように書けています。

最低限の仕事をして、自分の好きなように感想を書く。考えの整理になるし、読んでくださる方がいれば、もちろん嬉しいです。

では、私は好きなことで食うことを諦めているかというと、そうかもしれません

むしろ私は、好きなことをするために、やりたくないことを最低限に減らす努力をしています

例えば、

  • 最低限の仕事をもっと減らす(有給休暇の消化、残業をしない)
  • やりたくない仕事から、やっても良いと思える仕事へ転職(司書への転職)

どんなにやりたい仕事でも、組織に属している限り、自分の好きなようにはできないでしょう。

ですが、組織に属さなければ、少なくとも今の私は稼ぐことができません

なので、なるべく働かず、少しでもやっていいと思える仕事に就いて、自分の好きなブログに時間を費やせるようにします。

やってもいいと思える仕事に就けて、もしブログよりも面白ければそっちに専念するものありですし。

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