いっちの1000字感想文

一応平成生まれ。主に読書感想文を書いてます。

新人賞

言いにくいことを人に伝えるときに 町屋良平『青が破れる』(文藝賞受賞)の感想(1000字)

ひらがな、カタカナを多用する文体 「あいつ、ながくないらしいんよ」 とハルオはいった。 ハルオの彼女の見舞いにいったかえりだった。 おれは、 「ビョーキ?」 ときいた。(p.9) 本来、漢字で書くところを、ひらがなやカタカナが使われています。 その文…

生まれた子が重い皮膚病だったら 田村広済『レンファント』(文學界新人賞受賞)の感想(1000字)

子どもを可愛がれない 育児休暇を取った男性が、子の重い皮膚病と、妻との関係に悩みます。 妻は、子どもを可愛がっていました。 しかし、子が皮膚病とわかり、強い薬を塗っても治らない現状を見て、可愛がらなくなりました。妻の言葉です。 あんなに苦しん…

自意識過剰な地下アイドルの暴走 奥野紗世子『逃げ水は街の血潮』(文學界新人賞受賞)の感想(1000字)

地下アイドルの過剰な自分語り 地下アイドル、SNS、裏アカウントなどを素材に、一気に突っ走る文章です。 キモいオタは最悪。でもキモいオタから「顔かわいい料」をもらって生きているわたしはもっと最悪のイマジナリー便所。(p.14) 安いファミレスで、女…