いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『吉野弘詩集』小池昌代(編)の感想【「I was born」と「仕事」】

「I was born」と「仕事」 理解できない詩が多い中、吉野弘さんの詩は比較的わかりやすいです。 以下の「I was born」は、少年視点の詩です。 僕は<生まれる>ということがまさしく<受身>である訳を ふと諒解した。僕は興奮して父に話しかけた。 ――やっぱ…

映画「浅草キッド」の感想【ビートたけしの師匠】

ビートたけしの師匠 ビートたけしさんが漫才師になる前に過ごした「浅草フランス座」での出来事を描いています。 浅草フランス座では、ストリップショーの間に、お笑いコントをやっています。コントがメインではありません。 浅草フランス座のお客さんは、女…

『遠い指先が触れて』島口大樹(著)の感想【失われた記憶を取り戻す】 

失われた記憶を取り戻す 主人公は、僕(男性)と私(女性)の2人です。 主人公の僕には、薬指と小指の指先がありません。 左手の薬指と小指は途中で止まっている。誰かの感覚を、ない指に感じる。 僕は幼い頃に、ウサギに噛まれたらしいです。 しかし、噛ま…