野良猫は自殺をしない
モノの時給を考えるというのが面白かったです。
うちで言えば、MacBook Airがエースだ。文章を書くだけでなく、映画を見たり、音楽を聴いたりすべてをこなしてくれる。生涯賃金はそれなりに高額だが、毎日数時間、すでに何年も使っているので、時給換算すると数十円かもしれない。
私の場合、
- ノートパソコン(執筆、動画視聴、家計簿集計)
- iPhone(聴く読書、連絡、SNS)
がエースです。
- Kindle
- ダウンジャケット
- ショルダーバッグ
- ワイヤレスキーボード
- ワイヤレスイヤホン
- 机
- 椅子
が次点です。
これらには、お金をかけてもいいのかもしれません。
100円ショップで買ったモノでも、使ったことがなければ時給は100円のままで割高だ。単純な値段でなくモノに払っている時給を考えてみると優先順位も変わってくる。
そう考えると、本棚や本はいらないと思いました。
本棚はスペースをとります。
本棚に入ってる本は、ほとんど手に取りません。
繰り返し読む本でさえ、読み続けることはできません。
本棚で眠ってる時間の方が長いです。
それなら所有するのではなく、読みたいときに図書館で借りればいいと思いました。
すぐ読みたければ、Kindleで買えば読めます。
Amazonで注文すれば、翌日に届きます。
私は本棚を手放しました。
本はメルカリで出品してます。
ぼくがモノを選ぶ基準は、デザインがミニマルで表面積が小さく掃除がしやすいこと、色がうるさくないこと、長く使えること、作りがシンプルなこと、小さく、軽く、コンパクトにできること、1つで多くの機能を持つこと。
私がモノを選ぶ基準は、
- 安さ
- レビューの数と評価
- 信用できるメーカー
なので、佐々木さんとは異なります。
- ミニマル
- 色がうるさくない
- 長く使える
- 作りがシンプル
- コンパクトにできる
- 多くの機能を持つ
も、言われてみれば重要ですが、値段とレビューの重要性には劣ります。
信用できるメーカーというのは、
例えばスマホはiPhone、イヤホンはAnkerと、使い続けてるメーカーのことです。
スマホやイヤホンを買い替えるときは、同じメーカーから選ぶと思います。
モノを少なくする本を読んでたのに、野良猫の話に感銘を受けました。
残り物をあさり、あてもなく夜道をぶらつく。そんな生き方をしていても、野良猫は自殺をしない。誰かの目線を気にして、自分を恥じることがないからだ。誰かから施しをもらって生きていても、人の目線さえ気にしなければ、しっかり生きていくことができる。
野良猫が自殺しない理由が、誰かの目線を気にして自分を恥じることがないからなのかはわかりません。
それでも、野良猫は自殺しないという事実に、救われる部分はあります。
野良猫も生きてるのだから、自分ももう少しだけ生きていこうと思える気がします。
自殺が、誰かの目線を気にして自分を恥じることでするのかはわかりません。
人の目線が気にならなければ、死にたい思いが生じないかもわかりません。
自分より厳しい境遇にいる存在が生きてるのだから、自分だって生きていけると思い直すことはできる気がします。
上を見るとキリがないですが、下を見て、同志だと思えたり自分よりキツイと思えたりすることで、思考を変えるのはできると思いました。
もうモノは必要ないという本で、死にたくなったら野良猫のことを考えるようにしようとは、思いもよらなかったです。
