妨げる死を防ぐ
人生100年時代、長く健康でいたいです。
食事、運動、睡眠が重要なのは知っています。
同じくらい、大事なことがありました。
生き続けるために、最も重要で確実な「結論」はたった一つ。 それは、「防げる死を防ぐ」ことだ。
- 病気にならないよう予防する
- 病気になっても早期に対処する
そのためにはどうするかを、
堀江さんがドクターへの取材をもとに、
専門用語をできるだけ使わず以下のことを解説しています。
- 自殺、メンタル不調
- 心臓突然死
- 大腸がん
- 子宮頸がん
- 歯周病
私の結論は、
- 毎年人間ドックへ行く(早期発見、予防のため)
- 3か月に一度歯医者に行く(歯のクリーニングのため)
- 6時間以上の睡眠をとる(良い睡眠は一番のストレス対策になるそう)
- 寝る前にデンタルフロスをする(アメリカでは「フロスorダイ(死)と言われてるほど子供の頃から徹底されているらしい」)
- 寝るときは口を閉じて鼻呼吸を意識する(歯周病予防のため)
専門書ではありませんが、
何をすべきかを考えるきっかけになります。
健康には気を使いたいけど、何をすればいいかわからない人におすすめです。
AEDを使えるか
突然心停止した通行人を見かけたら、どうしますか。
救命のためにできることは、
- 119番通報
- 胸骨圧迫(心臓マッサージ)
- AEDの使用による電気ショック
です。1はできるでしょう。
では、2、3はどうですか?
救命率は、
- 救急車が来るまで何もしなければ、9.2%
- 心臓マッサージができれば、16.1%
- さらにAEDを使用できれば、54%
と、全然違います。
よし!心停止した人を見かけたら、心臓マッサージをしてAEDを使おう、とはなりません。
恥ずかしながら私は、心臓マッサージもAEDもできないでしょう。
心臓マッサージやAEDに失敗しても、罪に問われたり、敗訴することはほとんどないと言います。
でも、できません。怖いからです。
自分が心臓マッサージやAEDを行ったことで助かるよりも、助からなかったときのリスクをとってしまいます。
心臓マッサージもせず、AEDも使わなければ、第三者でいられます。
他の通行人だってしなかったじゃないか、と自分の責任を他人と勝手に共有できます。
ですが、心臓マッサージやAEDを使ったら、その人の人生に関わります。
失敗し、罪に問われたり敗訴したりはないしても、自責の念がつきまといます。
あのときこうしていれば、ああしていれば、と。
全く関わりがなかったら、そうは思わないでしょう。
足を踏み入れたからこその恐怖が襲うに違いありません。
情けないですが、心停止した人を目撃しても、私は何もできないです。
よく考えれば、119番通報すらできずに逃げてしまうかもしれません……。
人生100年時代の生き方、働き方の本『LIFE SHIFT(ライフシフト)』の感想はこちらです。