いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『その先の道に消える』中村文則(著)の感想【生きてていいんだと思える】

暗い作品があっていい 中村文則さんの作品は、暗いものが多いです。 この作品も例外ではありません。 しかし私は、暗い=悪いとは思いません。 中村作品の暗さには、奥深さがあります。 ファッション的な暗さではなく、「生きるとは何か」「人間とは何か」と…

川崎殺傷事件がなぜ胸糞悪いのか【自殺ありきの無差別殺人】

川崎殺傷事件とは 日時:2019年5月28日の朝 場所:川崎市多摩区登戸新町の路上 被害:小学6年生の女子児童と外務省職員が死亡。児童16人と女性が重軽傷 加害:岩崎隆一容疑者(51) 概要:岩崎容疑者が、刃物を振り回し殺傷。その後自らの首を切…

『サブマリン』伊坂幸太郎(著)の感想【やられたらやり返すは悪か】

前作を読んでいなくても楽しめる Amazonの文庫ランキングで1位だったので手に取りました。 伊坂さんの小説『チルドレン』の続編です。 『チルドレン』の内容は忘れてしまいましたが、楽しく読めました。 以下に興味がある人におすすめです。 少年犯罪 復讐 …

『考える力をつける3つの道具』の感想【問題を先送りしない方法】

問題を先送りしない方法 楽したい。 私はいつもそう思っています。 何もしなくても十分なお金が入ってくれば、嫌な仕事なんてしたくありません。 自分が楽しいと思えることだけをやって生きていきたい。 しかし、楽してお金を稼ぐことなんてできない。だから…

『生きるとは、自分の物語をつくること』小川洋子/河合隼雄(著)の感想【物語は生きる苦しみを和らげる】

物語や人との距離に関心がある人におすすめ 物語って何のためにあるんでしょう。 現実とは異なる架空の出来事ですし、読んだからといって、明日からの人生に役立つわけでもありませんし。 小説家の小川洋子さんは言います。 人は、生きていくうえで難しい現…

『世にも美しい数学入門』藤原正彦/小川洋子(著)の感想【数学が苦手な人におすすめ】

数学が苦手な人におすすめ 数学ってなんで勉強しなければいけないんでしょう。 私は、高校の数学が全く分からず挫折しました。 そんな私でも楽しめた小川洋子さんの『博士の愛した数式』がきっかけで、本書を手に取りました。 感想はこちらです。 小川さんが…

『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座 名文の愉しみ方・書き方』出口汪(著)の感想【文章を読んでもらうには】

自分の文章を読んでもらいたい人におすすめ 人はなぜ文章を書くのでしょう。 Twitter、Facebook、Instagramなどで多くの人が発信しています。 私もブログで発信しています。 私がブログを書いている理由はいくつかありますが、その一つに「読んでもらいたい…

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』西野亮廣(著)の感想【やりたいことが見つからない人に】

やりたいことが見つからない人におすすめ やりたいことやればいいじゃん。 と言われても、やりたいことって何? となる人は多いのではないでしょうか。 私もその一人です。 「こういうことができればいいなあ」と思っても、「いや、無理でしょ」とすぐさま考…

『博士の愛した数式』小川洋子(著)の感想【数学嫌いな方にもおすすめ】(読売文学賞、本屋大賞受賞)

数学嫌いの方にもおすすめ タイトルに「数式」「博士」が入っていますが、数学嫌いの方、どうか敬遠しないでください。 阪神タイガース(野球)が好き 子どもが好き きれいな文章が好き あてはまる人は必読です。 解説で数学者の藤原正彦さんは言います。 純…

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』古賀史健(著)の感想【話すように書くために】

頭の中の「ぐるぐる」を言葉にしたい人におすすめ 文章を書こうとすると、固まってしまう 自分の気持ちをうまく文章にすることができない 頭の中には書きたいことが渦巻いているのに、いざパソコンに向かうと手が止まってしまう経験は、私もあります。 文章…

『自分のアタマで考えよう』ちきりん(著)の感想【考え方を学びたい人に】

考え方を学びたい人におすすめ 自分の頭で考えろ! そう言われても、「何を」「どのように」考えればいいかわからないってこと、ありますよね。 本書は、考えるとは何か、考えるってどうすればいいのかを、具体例を挙げて説明しています。 考え方を学びたい…