いっちの1000字読書感想文

平成生まれの社会人。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

生き方

『熔ける 再び そして会社も失った』井川意高(著)の感想②【刑務所で一般教養を学び直す】

刑務所で一般教養を学び直す 感想①はこちらです。 本書では刑務所での生活も描かれています。 刑務所では自由時間はたっぷりある。工場での作業のあと、午後5時過ぎに夕食を終えたら、午後9時まで4時間近くも本を読める。土日は午前8時から午後9時まで、独房…

『熔ける 再び そして会社も失った』井川意高(著)の感想①【出所後もギャンブル依存症は止まらない】

出所後もギャンブル依存症は止まらない 本書は『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』の続編です。 前編の感想はこちら。 著者の井川さんは、大王製紙の会長時代、連結子会社から約55億円を借り入れた会社法違反で逮捕されました。 借り入れた金も含め…

『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』の感想【カジノで106億負けた理由】

カジノで106億負けた理由 著者の井川さんは、42歳で大王製紙の社長になった方です。 筑波大学附属駒場中学校・高等学校 東京大学法学部 を経て、祖父が創業した大王製紙に入社しています。 東大に入っておけば、少なくとも学歴面で「あいつは所詮ボンボンだ…

『我が闘争』堀江貴文(著)の感想②【ライブドア事件と野口英昭氏の自殺】

ライブドア事件と野口英昭氏の自殺 感想①はこちらです。 野口英昭さんは、堀江さんの会社の部下でしたが、後に辞めています。 野口さんの自殺の報道が流れたのは、堀江さんに強制捜査が入った直後の出来事です。 野口氏の死に僕が関与していたと思い込んでい…

『我が闘争』堀江貴文(著)の感想①【ホリエモンの自叙伝】

ホリエモンの自叙伝 一気に読みました。 これは僕が長野刑務所で服役していた時に書き始めたものだ。 生まれて最初の記憶から現在までを時系列で辿っていく、いわゆる自叙伝ということになる。 この書き出しに引き込まれました。 捕まる前の堀江さんと言えば…

『人生の結論』小池一夫(著)の感想【特定の主題で人格を全否定しない】

特定の主題で人格を全否定しない タイトルに惹かれて読みました。 「人生の結論」が書かれている本があるなんて。 著者の小池さんを、私は存じ上げなかったのですが、興味深い経歴の方でした。 小説家を目指しましたが断念しました。その後弁護士を目指しま…

『嫌なこと、全部やめても生きられる』プロ奢ラレヤー(著)の感想【人と違う生き方を突き詰める】

人と違う生き方を突き詰める プロ奢ラレヤーさんは、人に奢ってもらって生計を立てている方です。 出版当時(2019年12月)に22歳で、年収1000万とのこと。すごいです。 僕の生活は奢られているか、ツイッターや有料マガジンを更新しているか、本読んでいるか…

『職業としての小説家』村上春樹(著)の感想【小説のオリジナリティー】

小説のオリジナリティー 村上さんが小説家としてどう歩んできたのか、読みやすい言葉で語られます。 小説を長く書き続けること、小説を書いて生活していくこと、小説家として生き残っていくこと、これは至難の業です。普通の人間にはまずできないことだ、と…

『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』小澤竹俊(著)の感想【仕事を辞める】

仕事を辞める タイトルが強烈です。 「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」 タイトルに惹かれて読みました。 しかし、私は何も変わりませんでした。 なぜなら、私は「あと1年で人生が終わる」と思っていないからです。 仮に、「あと1年で人生が終わる」と…

『毎日が冒険』高橋歩(著)の感想①【やりたいこととやることの一致】

やりたいこととやることの一致 元芸人で投資家の井村俊哉さんが薦めていたので読みました。 エネルギーに溢れた本でした。 著者の高橋さんは、 カウボーイになりたいと、アメリカに行く 無一文からバーを始める 会社を創って自伝を出す など、やりたいと思っ…

『人生逃げ切り戦略』やまもとりゅうけん(著)の感想②【挑戦を阻む者に負けない】

挑戦を阻む者に負けない 感想①はこちらです。 人生逃げ切りとは、 資産を得て労働から解放される 持続的にストレスのない働き方を実現する でした。 では、具体的にどのように人生逃げ切りを目指せばいいのでしょうか。 やまもとさんは、 お金が流れ込んでい…

『人生逃げ切り戦略』やまもとりゅうけん(著)の感想①【稼げるかは市場の選定で決まる】

稼げるかは市場の選定で決まる 人生逃げ切りとは何でしょうか。 経済的不安が限りなくゼロに近づいた状態 だと、著者のやまもとさんは言います。 「人生逃げ切り」には、「数億円規模の資産を得て労働から解放される」だけでなく、「持続的にストレスのない…

『金持ちフリーランス 貧乏サラリーマン』やまもとりゅうけん(著)の感想【つみたてNISAか自己投資か】

つみたてNISAか自己投資か 本書で特に参考になったのは、つみたてNISAへの考え方です。 月々3万円の積み立てでは、20年続けたところで、200万円程度の運用益を得られればよいほう。20年間続けるだけのリターンはあまり期待できません。いわば、単に毎月3万円…

『新編 図書館員への招待』の感想【魅力的な図書館員とは】

魅力的な図書館員とは 図書館の利用者にとって、魅力的な図書館員とはどんな方でしょうか。 魅力的な図書館員とは、まず目の前の利用者に真摯に対応し、利用者と資料との一期一会に立ち会うことをわが喜びとして、自らも成長する人ではないでしょうか。利用…

『図書館員をめざす人へ』の感想【図書館の役割と図書館に求めること】

図書館の役割と図書館に求めること 私の図書館の使い方は、 本を借りる(事前にインターネットで予約) 雑誌の最新刊を読む(最新刊は貸し出ししていない) 本を閲覧する の3つです。 本書では、これからの図書館は課題解決支援サービスが重要であるように感…

『混沌を泳ぐ PROGRESS STORY』中田敦彦(著)の感想【なぜ成功していくのか】

なぜ成功していくのか オリエンタルラジオ中田さんの電子書籍です。 タイトルにある「PROGRESS」とは、中田さんのオンラインサロンの名前です。 当初、30人だったオンラインサロンのメンバーは、現在(2021年7月)、5000人を超えているそうです。 オンライン…

『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』の感想②【書評ブログで月1万円稼ぐ方法】

書評ブログで月1万円稼ぐ方法 感想①はこちらです。 僕が個人事業主として独立したての頃、「自分の力でゼロから仕事を生み出し、月1万円稼ぐにはどうしたらいいのだろう」ということをずっと考えてきました。 著者は、独立してから1万円を稼ぐにはどうするか…

『月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活』の感想①【ものを減らして理想の人生を叶える】

ものを減らして理想の人生を叶える ミニマリストとは、ものを減らすことだけではありません。 ものが減れば部屋がすっきりして、生活しやすい空間になりますが、著者は、理想の人生を叶えるためだと言います。 ミニマリストとは、「持ち物の数」で決まるので…

『自分の中に毒を持て』岡本太郎(著)の感想【できるだけ本音で生きる】

できるだけ本音で生きる 岡本太郎と聞いて、 太陽の塔(万博公園) 明日の神話(渋谷駅) を思い浮かべる人は多いでしょう。 私はそれらの作品の良さはわかりません。むしろ、おどろおどろしく、子どもの頃に見ていたらトラウマものでしょう。ピカソのゲルニ…

『1%の努力』ひろゆき(著)の感想【AmazonオーディオブックAudibleのおすすめ】

AmazonオーディオブックAudibleのおすすめ 初めてオーディオブックを聞きました。 オーディオブックとは、簡単に言うと、本の朗読サービスです。本に書かれた文字を、ナレーションの方が読み上げてくれます。 本を手に取って読めば、身体を拘束されます。で…

『孤独論 逃げよ、生きよ』田中慎弥(著)の感想【死ぬよりは逃げる道を選ぶ】

死ぬよりは逃げる道を選ぶ 著者の田中さんは、大学受験に失敗して15年、仕事をせず家にいました。 朝起きて、食事をして、たまに母や祖父と言葉を交わし、テレビを眺め、窓越しの景色を眺め、本を読み、文章を書く―― そんな生活です。 29歳のときに、書いた…

『空が青いから白をえらんだのです』寮美千子(編)の感想【少年刑務所受刑者の詩集】

少年刑務所受刑者の詩集 本書は、奈良少年刑務所の受刑者が書いた詩で、構成されています。 タイトルの「空が青いから白をえらんだのです」も、受刑者の書いた詩です。 詩を書いた受刑者の人となりを、編者の寮さんが補足します。 残念ながら私は、57編の詩…

『「山奥ニート」やってます。』石井あらた(著)の感想【働かないで生きる選択肢】

働かないで生きる選択肢 著者の石井さんは、和歌山の限界集落でニートをしています。 住んでいる場所は、最寄り駅から車で2時間かかる山奥の、廃校になった小学校の校舎です。 そこに、10代から40代の男女15人が住んでいます。 石井さんは、 浪人、留年、中…

『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン(著)の感想【勝ち負けにこだわらない生き方】

勝ち負けにこだわらない生き方 著者のワンさんは、イラストレーターと会社員のダブルワークをしていました。 ですが、40歳になる直前、会社を辞めました。 え、40歳で? って感じです。 ワンさんは、独身で一人暮らし。家は賃貸で、車は持っていないそうです…

『モモ』ミヒャエル・エンデ(著)の感想【時間は命】

時間は命 「モモ」は主人公の名前です。 親や兄弟はいなく、町のはずれにある劇場跡に一人で住む、浮浪少女です。 モモは「相手の話を聞く」ことに長け、彼女のそばには人が集まります。 モモの話を聞き方は、 じっとすわって、注意ぶかく聞いているだけです…

『東京貧困女子。』中村淳彦(著)の感想②【彼女たちはなぜ躓いたのか】

彼女たちはなぜ躓いたのか 感想①はこちらです。 本書のサブタイトルに、「彼女たちはなぜ躓いたのか」とあります。 つまずいた先が、貧困です。 貧困は犯罪や売春に直結している。 なぜ、貧困女子になってしまったのでしょう。 転落する原因は親が低収入、親…

『東京貧困女子。』中村淳彦(著)の感想①【貧困女子を反面教師に】

​貧困女子を反面教師に 貧困女子への救いはありません。 貧困から抜け出すのは無理でしょう。 国や自治体、社会の責任にしたところで、何も変わりません。 システムの変革を待っていても、苦しさは変わりませんし、その間に死にます。 では、本書が教えてく…

『7つの習慣 人格主義の回復』の感想【自分の死から人生を考える】

自分の死から人生を考える 目標を立てるとき、 ○○大学合格 ○○会社内定 と、具体的な目標を設定し、達成方法を考える人が多いと思います。 私もその一人です。 ですが、間違っていました。 もっと大きなスケールで考える必要がありました。 自分の死から考え…

『諦める力』為末大(著)の感想【勝つために諦める】

勝つために諦める 高校生の為末さんは、 100m 200m 400m の陸上選手でした。すべて全国トップクラスです。 ですが、インターハイで監督が100mのエントリーを取り消したことをきっかけに、 400m 400mハードル に、競技を絞ります。 なぜなら、 400メートルハ…

『自分を愛する力』乙武洋匡(著)の感想【自己肯定感を育む方法】

自己肯定感を育む方法 乙武さんは、生まれつき手足がありません。 手足のない体で生まれたことを、一度も恨んでいないと言います。 なぜでしょう。 自己肯定感があったからだと乙武さんは言います。 自己肯定感とは、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえ…