いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『40代にしておきたい17のこと』本田健(著)の感想【得意なこと、不得意なことを見直す】

得意なこと、不得意なことを見直す

私は30代ですが、先取りしようと思い、読みました。

『○○代にしておきたい』シリーズでは、10代、20代、30代を読んできました。

30代にしておきたい17のこと』で印象に残ったのは、

30代のうちに、「この分野で生きていくんだ」という自分の方向性を定めることですそして、その中で、自分はどんな役割を担うのかを考えましょう

自分はいったい、何をやりたいのか? そのことを見極めることです

以前、私の感想では、

  • 分野:特になし
  • 役割:最低限の仕事でお金を稼ぎ、他はその都度やりたいことをやる

と書きました。詳しくはこちらです。

それから2か月弱経って、本書を読み、生きていく分野や役割についての考え方が、変わりました。

  • 分野:自分が人の役に立てる場所
  • 役割:自分ができることをやり、人の役に立つ

分野について、「IT」とか「経理」などの専門分野を考えると、自分には特にないと思いました。

しかし専門分野ではなく、状況や場所を考えたとき、「自分の役に立てる場所」が浮かびました。

本書(『40代にしておきたい17のこと』)では、

自分の得意なこと、不得意なことを40代で見直しておくと、これからあとの人生を楽しく生きられるのではないかと思います

「得意なこと」とは、他の人に比べてあまり努力することなく、うまくできること。「不得意なこと」とは、努力してもなかなかできないことです

得意なことが「分野」であり、自分の役割につながると、思ったわけです。

私の場合は、

  • 得意なこと:決められたことをきっちりとやる
  • 不得意なこと:グループで話し合い、何かを決める

私は、グループで話し合ったり、何かを決めたりするのが苦手です。

自分の意見をうまく言えなかったり、その場に合った発言ができなかったりするからです。

一方、決められたことをきっちりやるのは、得意です。

同じ仕事をしたとき、他の人たちと比べて、決められたことを手早く正確にできると、気付きました。

40代になったら、努力してもできないことは、潔くばっさりと捨ててしまうのも一つですいつまでも、不得意なことをして、不幸になっている時間はありません

まだ40代になっていませんが、グループで話し合って何かを決めて実行するような仕事には、近づかないようにします。

苦手なことをしていると、自分がみじめになりますし、周りにも迷惑を掛けてしまいます。

苦手なことからは手を引いた方が、自分も相手も幸せになれます。

40代になったら、苦手なことに取り組むよりも、自分が得意なことをどんどんやって、かたちにしていく、実績として残していくことのほうが大切

できることをやった方が、人の役に立ちますし、自分も嬉しいです。

ただ私の場合、苦手なことをやったから、得意なことが浮き彫りになったと思ってます。

多様な仕事を経験したことで、グループで話し合って何かを決めるのは苦手だとわかり、決められたことを淡々と行うのは得意だとわかりました。

最初から苦手だと決めつけて何もやってなければ、本当に苦手かわからなかったわけです。苦手がわからなければ、得意も浮き彫りにならなかったかもしれません。

その点、いろいろやってみるのは(私の場合は強制的でしたが)、悪くはなかったと思ってます。