いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『嫌なこと、全部やめても生きられる』プロ奢ラレヤー(著)の感想【人と違う生き方を突き詰める】

人と違う生き方を突き詰める

プロ奢ラレヤーさんは、人に奢ってもらって生計を立てている方です

出版当時(2019年12月)に22歳で、年収1000万とのこと。すごいです。

僕の生活は奢られているか、ツイッターや有料マガジンを更新しているか、本読んでいるかなので、ほとんどお金を使いません。

奢ってもらったときの話を、ツイッターや有料マガジンで発信しているそうです。完全に0からお金を生み出しています。

世間に少しなりとも興味を持たれた理由もそこにあると思っていて、つまりは「僕が希少だったから」。変な生き方をしていて、それがギリギリ時代性に会っていた。だからそれが人の目に留まるかどうかっていうのは、ほぼギャンブルですよね。(中略)人と違うことをしている、という生き方を突き詰めれば、どこかで必ず「面白い」と興味を持ってくれる人が現れます

嫌なことを全部やめても生きられるのは、

  1. 希少であること(変な生き方)
  2. 人の目に留まること(ギャンブル)
  3. 「面白い」と興味を持ってくれる人が現れること

が必要だと感じました。

プロ奢ラレヤーさんは、

  1. 「人に奢ってもらって生計を立てている」希少性
  2. 偶然、ツイッターで目に留まった
  3. 「面白い」と興味を持ってくれる人が現れた

それにより、サラリーマンの平均年収の何倍もの収入を手に入れたのでしょう。

目標の考え方について、

目標というのは「ああしたい」「こうなりたい」という欲望をベースに、自然発生するものだと思っています。つまり、「立てる」ものではなく、勝手に「立つ」ものじゃないですかね。「目標を立てる」という言葉には、欲望のない場所に無理やり発生させる、といったムリをしているニュアンスが感じられるんですよね

無理に目標を立てる必要はないと、納得してしまいました。

確かに、やりたいことなら、目標を立てることなく勝手に続けていますね。

このブログも、収益になりませんが、細々と続いています。続いているということは、やりたいことなのでしょう。

一方、仕事は嫌なことなのに続いています。

収入を得るためだから仕方ないと割り切っていますが、

  • 時間拘束が短い仕事
  • 完全テレワークの仕事

に転職する選択肢もあるはずです。なのに、辞めずに続けています。

転職し、新たな環境で新たな仕事をするよりは、今の職場で働いた方がましと考えているからです。そもそも仕事をしたくありません。

しかし、私が仕事を辞めて生きられるかというと、自信がありません。

私はどこにでもいる社会人で、スキルも人脈もありません。

嫌な仕事を辞めるには、人と違う生き方を突き詰める必要があります

例えば、このブログに希少価値をつけるためには、

  • 希少性のある本
  • 誰も読みたがらない本
  • 他の人の感想を知りたい本
  • レビューが少ない新刊本

の感想を書くことが必要でしょう。

アクセスが多い記事に以下があります。

2年近く前に書いたものですが、

  • 誰も読みたがらない
  • 他の人の感想を知りたい

がアクセスの多い理由に感じました。

私は、希少性のある記事を目指していたわけではありません。

読みたい本を読み、書きたいように書いた結果です。

希少性のある記事を目指したら、それは無理に目標を立てていることになります。続かないでしょう。

お金をたくさん使うということは、それだけお金をたくさん稼がねばならず、お金をたくさん稼がないといけないということは、それだけ人生に「嫌なこと」を増やさないといけないということですから。

私には、今の仕事を最小限に抑え、読みたい本を読み、書きたいように書くことしかできません。