自分のために生きる
最近、FIREした厚切りジェイソンさん。
ジェイソンさんは、2014年にお笑い芸人としてデビューしました。
翌年、本書が出版されています。
今読んでも響く内容ばかりでした。
ジェイソンさんが言いたいのは、「自分のために生きろ」だと感じました。
一度きりの人生だから、楽しもう。少しだけでも自分のために生きろ。人生はなんとかなる、次の冒険が始まるだけだ。
楽しんで、自分のために生きること。
- 仕事・学業
- 人間関係
- 社会
- 夢
- 哲学
について、ジェイソンさんが語ります。
仕事について、
なんのために稼ぐのか、見直してみてごらん。それがわかったら、今やっている仕事の中に楽しみを見つけるように頑張る。無理だと感じたら、仕事を変えたほうがいい。
何のために稼ぐのかと言われたら、私は生活のためです。お金がないと生活できません。
今やっている仕事の中に楽しみを見つけるのは、重要だと感じました。
最初から楽しみのある仕事を見つけられなくても、今の仕事に楽しみを見出せば、結果オーライなので。なかなか難しいですが。
楽しみを見つけられないなら、仕事を変え、新しい仕事で楽しみを見つけるように頑張ればいいのでしょう。
「夢を追って失敗したらと思うと怖くなる」という意見について、
死ぬ直前に「無難に生きてきてよかったな」と言う人は聞いたことない。僕は失敗しても貴重な経験を身につけ、次を考える。
確かに、「無難に生きてきてよかったな」は、聞いたことがありません。ですが、失敗して今よりも悪い状況には陥りたくないです。
「守るべき家族がいるから、夢をあきらめた」「家庭があるから、やりたいことができない」、全部言い訳だよ。
(中略)ゲームをやっているのなら、その時間はほかのことに使えるよね。いつだって自分の使える時間はある。その使い方は、自分で考えなくちゃいけないんだ。
たとえば小説家になりたい人は、ただただ書けばいい。でも「会社を辞めたら家族を食べさせていけないから、小説を書けない」と言う。まずは仕事を終えて家に帰ってから夜、書けばいいじゃん。ただ書かないだけだろ。
耳が痛いです。私はやらない理由を、仕事だからと言い訳していました。
やりたいことがあるなら、仕事以外の時間でやればいいです。
本を読んで感想を書きたいなら、仕事以外の時間で、ただ読んで書けばいいだけです。仕事を言い訳に何もしない私は、休みたいだけでした。
このスマホ時代、ただ情報を消費するだけの人が多い。
ほとんどの人が、何も生み出さない。ずっとテレビを見て、スマホをいじり、時間のムダ遣いをしている。それじゃ、いてもいなくても同じ。何かを返さないと。
痛烈です。情報を消費するだけについて、何とも思っていないなら問題ありません。
しかし私は、消費だけでは、時間の無駄だと思ってしまう人間です。ジェイソンさんのように、「消費するだけの人が、いてもいなくても同じ」とまでは思いませんが。
感想をブログで発信することで、消費だけではないと、自分に思い込ませています。果たしてそれでよいのか、不安はありますが。
本を読むことのアウトプットは、実践で活かすことです。感想を書いても実践で活かせないなら、消費と変わらないのかもしれません。それでも発信によって、誰かの役に立つのなら、発信した甲斐があるものです。
ジェイソンさんは、たたみかけます。
死ぬ間際に「私の人生、安定していたな」と言われても、聞いている人は「ああ、そうですか」としか言いようがない。安定していたかもしれないけど、その人生、楽しかったのだろうか?
ジェイソンには、お金があり、家族がいて、仕事を選べる立場です。
ないものはありません。だからこそ、説得力があります。