いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『中田式 ウルトラ・メンタル教本』中田敦彦(著)の感想【最高の仕事とは】

最高の仕事とは

中田さんは、「最高の仕事」を、以下の5つすべてを満たすものだと言います。

  1. 成果を出している
  2. 周囲に認められている
  3. 満足な報酬が得られている
  4. やりたい職種に就いている
  5. 気の合う仲間がいる

ハードルが高いです。

一番重要なのは①だと思っています。①さえ成し遂げられれば、②~⑤は自然についてくるでしょう

成果を出せば、周囲に認められるのはわかります。

ですが、成果を出して、やりたい職種に就けるのかは疑問です。

私は、4「やりたい職種に就いている」以外、まずまず満たしています。

成果を出しているし、周囲にある程度認めてもらっています。報酬に不満はありませんし、気軽に話し合える同僚もいます。

ですが、やりたい職種には就いていません。成果を出しても自然にはついてきていません。

「やりたい」職種という考え自体、誤っているのかもしれません。

中田さんは、やりたいことより喜ばれることを重視しています。

喜ばれることをやればいいのです。あるいは、「こうすれば喜ばれそうだな」と思えることをやればいいのです

(中略)「これで役に立ちたい」と思えることにチャレンジしませんか。料理が得意ならレストランで働いてみればいい。やってみないと、それが本当にやりたいことなのかどうかはわかりません。

中田さんは、「自分が何をしたいか」ではなく、「何をすれば喜ばれるか」を重視しています。「やりたい職種」は、ないのかもしれません。

あなたは何によって社会に貢献できるのか

言い換えれば、何によってまわりを喜ばせることができるのか

たいそうな夢など見なくても、そこにさえたどり着ければ、あなたの人生はきっと輝くと思うのです。だってそのときのあなたは絶対に楽しいはずですから。

  1. やりたいことより、人に喜ばれることをする
  2. 人に喜ばれることをすれば、自分が楽しくなる

これは本当なのでしょうか。

以下、4つに分類してみました。

  1. 人に喜ばれ、自分が楽しいこと=得意な業務
  2. 人に喜ばれ、自分が楽しくないこと=ない
  3. 人に喜ばれるわけではないが、自分が楽しいこと=ブログ
  4. 人に喜ばれるわけではないが、自分が楽しくないこと=必要な業務

1は、得意な業務です。

2は、思いつきませんでした。人に喜ばれて自分が楽しくないことは、ないのでしょう。

3は、このブログです。自分が楽しいことです。

4は、必要な業務です。「やって当たり前、あって当然」と、人に思われている業務です。仕事でこの範囲が広いと、人に喜ばれるわけでもないので、楽しくありません。

私が、「やりたい職種」に就けてないと感じるのは、4の範囲が広いからだと思いました。

例えば、ごみ収集の仕事について。大変ありがたいのですが、「あって当然」だと思ってしまいます。

誰かがやらなければいけない必要な仕事ですが、自分はやりたくありません。

4「必要な業務」を減らし、1「人に喜ばれること」と3「自分が楽しいこと」を増やすのが最適だと感じました。

3「自分が楽しいこと」が1「人に喜ばれること」になれば最高ですが。