本好きの下剋上~国会図書館の対応を受けて~
前回の記事の日付が8月18日なので、約2週間ぶりのブログ更新です。
その間、私が何をしていたかというと、図書館司書への転職活動です。
どういうことか、順を追ってご説明します。
私は以前、国会図書館のデメリットについて書きました。
記事の内容を簡単に言うと、
- 私には読みたい本があり、国会図書館にはあると思ったが、なかった
- 国会図書館の職員に尋ねたが、「納品されていない」「出版社に問い合わせてみたらどうですか」と言われ、国会図書館の職員の対応は終了した
- 私は、納品義務を課している国会図書館が出版社側に働きかけるべきだと思った
といったものです。
私は司書の資格を持っており、数年前、自治体や大学の図書館司書の採用試験を受けましたが、面接で落ちました。
筆記試験は一度も落ちませんでしたが、面接は一度も通過しませんでした。人間性に問題があるのでしょうか。当時は相当落ち込みました。
この度、私は国会図書館の職員の方の対応を受け、資料を利用者をつなげる部分がおそろかになっているのではないかと思いました。私なら、もっと踏み込んで利用者のために資料を探す手助けをするのに、と思ったのです。
それならば、私が資料と利用者をつなげる司書になればいいと思いました。
情報を欲している方に、情報を手に入れられるよう手助けをする役割を、私が担えばいいのです。
司書の採用をしている自治体や大学はないかを探したところ、いくつかありました。
しかし、受けてもまた落ちるのではないかという考えが頭によぎりました。
時間をかけて勉強しても、結局だめなのではないか。それなら、その時間を別のことにあてた方が有意義ではないかということです。
それに、もし合格したとして(受かってもないのに)、今の職場を辞めて新たな環境に飛び込むメリットがあるのか、考えました。
給料は下がるでしょうし、新卒でないのに新入職員から始めるのは、正直抵抗がありました。受かってもないのに。
悩みながら、『図書館員への招待』を読みました。
本書には、司書をもう一度目指そうと思えたフレーズがいくつもありました。
魅力的な図書館員とは、まず目の前の利用者に真摯に対応し、利用者と資料との一期一会に立ち会うことをわが喜びとして、自らも成長する人ではないでしょうか。
国会図書館の職員の方の対応を受けたとき、図書館員としてあるべき姿だと感じたのがまさにそうです。
図書館の存在価値を示す言葉として、(中略)「夢をかなえる図書館」という表現と「社会のセーフティネットとしての図書館」という表現です。
「夢をかなえる図書館」って素敵です。私が国会図書館で勉強していたとき、他の来館者たちから受けた影響の源は、夢をかなえるエネルギーだと思いました。
結論として、2つの自治体(自治体名は伏せます)を受けることに決めました。
試験内容はいずれも、
- 筆記試験
- 面接試験
筆記試験に向け、中学・高校レベルの国数理社英の学力を取り戻す必要があります。
私は参考書を購入し、2週間勉強に費やしました。ある程度区切りがついた今、ブログの更新に至りました。
理科や社会の学習はまだ不十分なので、試験に向けて追い込みをかけます。
面接対策も必要でしょうが、筆記試験に通らなければ面接にいけないので、まずは筆記試験に向け勉強を続けます。
『図書館員への招待』の詳しい感想は、別の記事で書きます。試験の勉強方法なども、需要があれば書いていきます。
未経験で司書の転職を目指す意味はこちらです。
未経験で司書の転職を目指した結果はこちらです。