いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『居た場所』高山羽根子(著)の感想【考えながらじっくり読書したい人に】(芥川賞候補)

芥川賞候補作(2019年下半期) 芥川賞は毎回読みますが、候補作は興味をそそられたものだけ読みます。 本書『居た場所』は、選考委員の小川洋子さんが推していたので気になっていました。 三作に絞られたあとの二回めの投票で、私は『居た場所』に丸をつけた…

『「物語」の魅せ方入門 9つのレシピ』円山夢久(著)の感想【物語のバリエーションを増やしたい方へ】

書き上げた作品を見せたら「登場人物がからっぽ」 私は数年間、物語を書いています。 ある時、私の作品を読んでくれた人から、「登場人物がからっぽ」と言われました。 悔しかったので、物語の基礎から学ぶため、円山夢久さんの『「物語」のつくり方入門 7つ…

「ドラゴン堀江」の感想【天才型(堀江)と努力型(TAWASHI)】

ドラゴン堀江とは 堀江貴文さんと、売れずにくすぶっている若手タレントの3名が、わずか半年間で東京大学合格を目指す受験ドキュメンタリー番組 AbemaTVで放送 受験するタレント 堀江貴文:ホリエモンの愛称で親しまる、天才 わちみなみ:Hカップグラビアア…

『「物語」の組み立て方入門 5つのテンプレート』円山夢久(著)の感想【物語の構造を知りたい方へ】

せっかく書き上げた作品は「登場人物がからっぽ」 私は数年間、物語を書いています。 書き上げるのは大変ですが、好きなのでやめられません。 しかし、作品を読んでくれた人から、「登場人物がからっぽ」と言われました。 悔しかったです。自分ではそう思っ…

『「物語」のつくり方入門 7つのレッスン』円山夢久(著)の感想【物語を書きたい人へ】

登場人物がからっぽと言われて 私は数年間、物語を書いています。 公募にチャレンジしていますが、二次選考止まりです。作品を読んでくれた人から、「登場人物がからっぽ」と指摘を受けました。 自分では書けているつもりでも、他人の目から見れば、ご都合主…