いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『ナイス・エイジ』鴻池留衣(著)の感想【真偽不明なタイムトラベル】

真偽不明なタイムトラベル 2009年のネット掲示板に、 「2112年から来たけど、答えられる範囲で質問に答える」 というスレッドが立ち上がりました。 そこで予言された3つが、後になって的中したと判明します。 大震災と大津波 長期の自民党政権 日本のある一…

『街の人生』岸政彦(著)の感想【マイノリティの断片集】

マイノリティの断片集 マイノリティと呼ばれる方々が、インタビュー形式で語ります。 日系南米人のゲイ 男の感覚を捨てたくないニューハーフ 摂食障害の女性 シングルマザーの風俗嬢 元ホームレスのおっちゃん この人たちの生活の一部を、垣間見ることができ…

『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤孝(著)の感想【深みのある人生】

深みのある人生 「読書する人だけがたどり着ける場所」は、深みのある人生です。 具体的には、 思考力 知識 人格 人生 に、深みが出るということです。 なぜ読書で深みが出るかというと、「体験」が関係しています。 自分一人の体験に読書には限界があります…

『大人のための読書の全技術』齋藤孝(著)の感想【読書で人生をデザイン】

読書で人生をデザイン なぜ、読書が良いことなのでしょうか。 まず今の時代背景について、 現代は「意識的に自分自身をデザインし、ブランド化していく時代だ」と考えています。 (中略) 自分はどんな人間になりたいのか、どんな人生を送りたいのか。明確に…

『断片的なものの社会学』岸政彦(著)の感想【分析も解釈もできない出来事】

分析も解釈もできない出来事 著者の岸さんは社会学者で、 普段は、人々の語りを聞き取るスタイルで、調査しているそうです。 ただ、本書は違います。 社会学として、語りを分析することは、とても大切な仕事だ。しかし、本書では、私がどうしても分析も解釈…