再読して面白い 読むのは、3回目か、4回目です。 3回以上読む小説は、ほとんどありません。 遠野さんの作品では、『破局』以外にも、『改良』を4回読んでいます。 どうしてそんなに読むのでしょうか。 たぶん、面白いからです。 たぶんとつけましたが、面白…
少女の秘密基地 後半に進むにつれ、面白くなります。 前半は、正直退屈です。 乗代さんの作品を読んだことのない人は、序盤で脱落する可能性があります。 最後まで読むと、爽やかな気持ちになれます。 乗代さんの『旅する練習』に近い、ロードムービーのよう…
自虐と皮肉が面白い 『笑いのカイブツ』が面白かったので、2作目の本作にも期待していました。 『笑いのカイブツ』の感想はこちらです。 『笑いのカイブツ』は、 笑いにストイックだが結果が出ない 笑いを諦めきれず、もがき苦しむ 認めてくれる友達や恋人と…
文学の最終的な目的 感想①はこちらです。 感想②はこちらです。 文学の最終的な目的は何ですかって話です。 なぜ文学を読むのか なぜ文学を書くのか に、置き換えてもいいかもしれません。 町田さんは言います。 この世の熱狂から離脱すること、この世にいな…
詩と小説の書き方 感想①はこちらです。 町田さんには、「おもろい詩の四条件」があるそうです。 感情の出し方がうまい 調べ(調子で持っていく、音楽的) そいつ自身がおもろい 書かれている内容が正しかったり、役に立ったりする 反対に、「おもろない詩」…