いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『自分を操る超集中力』メンタリストDaiGo(著)の感想【集中力を高める方法】

集中力が続かない人は必読 時間はあったのに、仕事が終わらない 本を読む(作業する)はずが、スマホをいじっている こんな経験ありませんか? 私はしょっちゅうです。 特に、 ブログを書くこと 小説を書くこと は、家で集中できないのでカフェでやっていま…

『五つ数えれば三日月が』李琴峰(著)の感想【大切な人が可哀そうであってほしい】(芥川賞候補、野間文芸新人賞候補)

5年間、会わずに思い続けること 5年間会わなかった人を、思い続けることができますか? この作品の主人公(女性)は、大学院時代から好意を寄せていた女性と、5年の月日を経て再会します。 その女性は結婚し、台湾で暮らしています。 日本で働く主人公は、彼…

「わたし、定時で帰ります。」の感想【毎日定時で帰る方法】

定時で帰るのは当たり前 タイトルにおかしみがあります。 「定時で帰ります」とあえて宣言しているからです。 ここから読み取れるのは、定時で帰っていない人が多いけど、私は定時で帰りますよ、ということ。 なぜ、そんな宣言をするのでしょう。 定時で帰る…

『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』高山羽根子(著)の感想【書かれていない大事なこと】(芥川賞候補)

読みやすいが難しい 『居た場所』に続き、芥川賞候補です。 前作同様、読みやすいです。 ですが、この作品が何を言いたいのか考え出すと、難しくなります。 本作は、主人公の幼少時代から社会人までを描いているのですが、 結局何が言いたいの? と、投げ出…

『青が破れる』町屋良平(著)の感想【言いにくいことを人に伝えるときに】(文藝賞受賞)

ひらがな、カタカナを多用する文体 「あいつ、ながくないらしいんよ」 とハルオはいった。 ハルオの彼女の見舞いにいったかえりだった。 おれは、 「ビョーキ?」 ときいた。(p.9) 本来、漢字で書くところを、ひらがなやカタカナが使われています。 その文…