いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』穂高唯希(著)の感想【30歳でセミリタイア】

30歳でセミリタイア

著者の穂高さんは、30歳でセミリタイアしました。

30歳でFIREは、現実的に可能なのか。

疑ってしまいますが、事実のようです。

22歳で就職し、30歳でセミリタイア。

そんな短期間で、どうやってセミリタイアするのでしょうか。

穂高さんは、

株式や債券から得られる配当・利子所得などの不労所得が、生活費を継続的に上回る状況

を目指しました。

不労所得が生活費を上回り続けてれば、お金は減りません。

それをどうやって実現するのか。

給与の8割を投資に回す

すさまじいです。

仮に手取りが30万円だとして、投資に回すのは24万円。

残り6万円で生活するのはどうしたらよいのか。

穂高さんは、三菱サラリーマンという名前でブログを書いていることから、

三菱グループで働いていたことが推察されます。

  • 三菱商事
  • 三菱UFJ銀行
  • 三菱電機

このあたりの大企業だと思います。

大企業に勤めたから30歳でセミリタイアできたんだ、とは思いません。

大企業とはいえ、30歳でFIREできる資産を築くのは難しいでしょう。

それでも穂高さんはやり遂げました。

大企業勤めではない私に、再現性があるのでしょうか。

今のところ、

  • 給与の8割を投資に回す:×(投資に回してるのはつみたてNISA、iDeCoのみ)
  • 高配当株を買う:×(買ってるのはインデックスファンドなので、配当なし)

本書を読み、高配当株・連続増配当株の魅力が伝わりました。

株からの配当を得ることで、どのくらい株を持てば配当金だけで生活できるか、目途が立ちます。

収入の8割をせっせと株式買付に回す単純な作業。(中略)いかに若年期に投下資本を蓄積できるか、もうそれに尽きるんやで

それが難しいです。

給与の8割は難しくとも、株式投資に回す金額を増やすことで、セミリタイアに近づけると思いました。

人間が長期的に何かに取り組む際には、「右肩上がりに積み上げていけるものを数値でもって可視化すること」が極めて有効です

ブログの積み上げは、アクセス数ではなく、記事数を指標にした方が良いと気づきました。

アクセス数は右肩上がりにはいきませんが、記事数は右肩上がりです。

記事数を増やせば、検索でヒットする記事が増え、アクセス数が増えるという目論見はありましたが、うまくいきません。

このブログの記事数は、600記事を少し超えたところ。

目に見える記事数を増やします。

まずは1000記事、コツコツ積み上げていけたらと思います。

肝心の資産形成ですが、高配当株・連続増配当株の買い付けは、見送ります。

2024年からの新NISAで、インデックスファンドを買うからです。

  • 配当金を受け取るより、再投資の方が投資効率良い(今は配当金を受け取る必要がない)
  • 米国高配当株では、配当金に10%の税金がかかる(配当金のないインデックスファンドは非課税)

穂高さんの言う、

いかに若年期に投下資本を蓄積できるか

を見習い、新NISAの1800万円の枠は、なるべく早く埋められるよう、支出の最適化に励みます。