イチロー選手とは
愛知県出身のプロ野球選手。
愛工大名電からドラフト4位でオリックスに入団。
2001年、日本人野手初のメジャーリーガーとしてマリナーズに入団。
2004年にMLB記録を84年ぶりに更新する年間262安打、10年連続200安打など、多くの記録を残す。
惜別 イチロー 引退 (週刊ベースボール 2019年5月7日号増刊)
- 作者: 週刊ベースボール編集部
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 2019/04/01
- メディア: 雑誌
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イチローより松坂
松坂大輔投手が入団した年に、野球に強い興味を持ちました。
新人の松坂投手が、6年連続首位打者を獲得していたイチロー選手との初対決で、3連続三振を取ったのです。
しびれました。
ボスを倒す主人公のような存在を、松坂投手に感じました。
2009年のWBC
2006年のWBCで活躍したイチロー選手ですが、2009年は不振でした。
打てないのにスタメンで出続けることが不思議で、イチロー選手にも、使い続ける原監督にも、いら立って見ていました。
短期決戦なら調子の良い選手を使うべきだ!
最終戦で決勝タイムリーヒットを打って、イチロー選手の活躍一色になるのですが、それすら違和感を覚えていました。
最後に打ったらチャラでいいのか、と。
2016年から応援する
イチロー選手を見るのが楽しみになったのは、2016年のシーズンが初めてでした。Youtubeでおすすめに表示されていたのをたまたまクリックしたのがきっかけです。
1番ライトではなく、8番レフトだったと思います。
そこに映ったのはスターではなく、泥臭くもがむしゃらに走る、少し悲壮感が漂ったベテランの姿でした。
どうして、現役にしがみつくのだろうという疑問が浮かびました。
打率が3割を切り、安打数も落ちました。活躍している若手がどんどん出ています。
引き際も大事ではないのでしょうか。
そこまでして現役にこだわる必要があるのでしょうか。
そんなことを考えながらも、翌日、Youtubeの検索画面で「イチロー」と打ち込んでいました。
必死さが見えることで応援したくなる
Youtubeで毎日イチロー選手を見るのが、生きがいになっていました。
今日はスタメンなんだな、もう少しで三遊間抜けたな、今のはセーフじゃないのか、そんなことをつぶやきながら見ていました。
イチロー選手の必死な姿は、私の知っているイチローではありませんでした。
オリックスやマリナーズで活躍していた時にはなかった必死さがにじんでいました。
その時も必死だったのでしょうが、テレビからは伝わりませんでした。クールなスーパースターでした。
ベテランになって、泥臭くとも貪欲な姿に心を打たれました。球に食らいついてファールで粘る選手に感動したのは、初めてです。
お疲れ様でした。
惜別 イチロー 引退 (週刊ベースボール 2019年5月7日号増刊)
- 作者: 週刊ベースボール編集部
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
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