いっちの1000字読書感想文

一応平成生まれ。小説やビジネス書中心に感想を書いています。

今の自分を認められない人に ドラマ『フルーツ宅配便』の感想(1000字)

概要

 鈴木良雄さんの漫画を原作にしたドラマ、全12話。

 会社が倒産し、地元に戻った男が、知り合いのつてでデリヘル(フルーツ宅配便)の店長になり、そこで働く女性との交流を描く話。

フルーツ宅配便 Blu-ray BOX(5枚組)

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主要人物

  • サキタ:フルーツ宅配便の店長。東京の会社が倒産したため実家に戻った。普通の青年。
  • ミズジ:フルーツ宅配便の経営者。サキタを誘った。
  • えみ:サキタと同級生。母親の借金を返すため、フルーツ宅配便とは別のデリヘルに勤める。
  • おだちん:サキタと同級生。サラリーマンをしている。

 

同級生に自分の仕事を言えない

 地元に帰ったサキタは、同級生のえみとおだちんと、久しぶりに居酒屋で飲みますが、自分の仕事のこと(デリヘル店長)を言えません

 仲が良かった同級生なのに、隠しました。

 同様に、えみも自分の仕事を言えませんでした。

 なぜでしょうか。

 自分の仕事を隠すのは、そこに誇りがなく、うしろめたさがあるからだと思います。

 デリヘルで働くことは、本来自分がやるべきことではない。ここで働いてる人と自分は違う。だけどお金を稼ぐためには仕方がない。

 やるべきではない仕事をやっている仮の姿だから言えないのです。

 

やるからにはできる限りやる

 サキタは、毎話トラブルに巻き込まれます。

 こんな仕事したくないと思っているサキタですが、問題を解決するために、真摯に向き合います

 例えば、別の店で働くえみが、その店から法外な借金を背負わられているとわかったとき、その店をやめて自分の店に来るよう尽力します。

 他の店から引き抜く行為は絶対にやってはいけないことです。

 それなのに、サキタはどうして自ら危険をおかすのでしょうか。

 その女性に好意を寄せていたこともあるでしょうが、一番は、自分ができることは精一杯やるという意識だと思います。

 その意識があれば、どこの会社で働いても上位になれるような気がします。

 

今の自分を認められない人におすすめ

 仕事は何をされているんですか? に答えられないのは、世間的に良いとはされていない仕事、本来自分がやるべきことではない仕事という意識からきています。

 だからといって、

  • その仕事はつまらないものでしょうか。
  • 隠さなければならないことなのでしょうか。
  • 世間的に良いとか悪いって誰が決めているんでしょうか。

 お金をもらうということは、お金を払っている人がいます。

 つまり、必要とされているのです。

 周りがどうこうではなく、自分の考えに向き合えばいいのだと思います。

 職業に貴賤はありません。

 今の自分を認められない人におすすめです。

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