いっちの1000字読書感想文

平成生まれの30代。小説やビジネス書中心に感想を書いてます。

『後悔しない超選択術』メンタリストDaiGo(著)の感想【後悔しない選択のために】

正しい選択はない

  • 新卒入社の3割が3年以内に退社
  • 結婚した3組に1組が離婚

 退社前提で入社する人は少ないでしょうし、離婚前提で結婚する人はいないでしょう。

 このように慎重に選択したとしても、幸せになるとは限らないと、Daigoさんは言います。

未来に何が起こるか誰にもわからない以上、選択に正解はありません。あるのはベターな選択。(p.8) 

 正しい選択がない以上、ベターな選択、つまり後悔しない選択をしましょうということです。

 では、後悔しない選択ってどのようにすればいいでしょうか。

 後悔しない選択をしたい人におすすめです。

後悔しない超選択術

後悔しない超選択術

 

死ぬ瞬間の5つの後悔

 ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』によると、死を覚悟した患者の後悔は、5つにまとめられるそうです。

  1. 他人の期待に従って生き過ぎた
  2. 働き過ぎた
  3. 素直な感情を表現しなかった
  4. 友人に連絡をあまり取らなかった
  5. 自分をもっと幸せにすればよかった

 明日死ぬとして、当てはまるものはありますか。

 私は、特に2が悔やまれます。

 仕事を辞めたら生活できなくなるので仕方ありませんが、働き過ぎを改善する必要があると感じました。

 

合理的に選択し、結果に満足

「合理的に選択して、その結果に満足する」ということが、後悔しない選択をするための根幹となるのです。(p.63)

 後悔しない選択のためには、

  • 感情に流されず、選択肢を論理的に分析・比較してから選択すること
  • その選択に満足すること

 が重要です。

 では、合理的に選択するにはどうしたらいいでしょうか。

 合理的に選択するための5つの習慣を紹介します。

  1. 選択を振り返り、○×△で評価
  2. 楽をしようとしない
  3. 長期的に考える
  4. 自信過剰や楽観的に選択しない
  5. 過去の経験、失敗から学ぶ

 5は、失敗ノートが有効だそうです。

 自分や他人の失敗をノートにつけて、何か選択するときにそれを見返すと、ミスを未然に防げると言います。

 合理的に出した選択に満足できれば、「ああしていれば」という後悔を最小限にできます。後悔する無駄な時間を別のことに使えます。

 

選択を最小限にする

 人は1日に約70の選択をするそうです。

  • 二度寝するかしないか
  • 朝ご飯に何を食べるか、食べないか
  • 何を着ていくか

 このような選択でも、人を消耗させます。

 小さな選択でも、積み上げれば夜にはへとへとになります。

 疲弊しすぎると、人は考えるのを放棄するそうです。

 選択の疲れが生じていない朝にやるべきこととして、2つ挙げられています。

  1. 難しい選択は午前に行う
  2. 朝に1日の行動プランを作っておく

 そうすることで、余計な疲れをためずに済みますので、夜にも選択する力を残せそうです。

後悔しない超選択術

後悔しない超選択術